第23話 2024 06 07

 先日、親父のコレクションの骨董品を整理していたところ、壺の箱にあった新聞紙を見たら産経新聞の昭和46年1月24日でてきました。一面に「韓国旅客機、乗っ取り図る」とありました。

 昭和46年と云うと、西暦1971年、私は13歳で中学二年です。よど号は知っていますが、この大韓航空の事件はこの初めて知りました。よど号事件の翌年でした。小さな旅客機で60名程の乗客、乗務員で江原道草東発ソウル行きでした。その後、乗客の一人が手投げ弾でスチュワーデスの一人を脅し、北朝鮮まで向かうようにしたのです。

 結局、飛行機は海岸線に不時着し、犯人は同乗した警備員に撃たれたのですが、持っていた手投げ弾で自殺したとあります。巻き添えを食らった一人の乗客も死亡したのです。

 犯人は、北の工作員でした。瓦職人という触書で韓国に入ったようです。22歳でした。なんか哀れを誘うかのようです。

 ですが、他の韓国のハイジャックは、1958年と1969年に二つあります。やったのは、これも北の工作員でした。1958年のは、36名の乗客・乗務員で帰還できたのは28名、8名は未帰還。1969年のは、51名の乗客・乗務員で帰還できたのは40名、11名は未帰還。先の8名は殺されるか、生きていたと云っても既に100歳前後かと云うところです。後の11名も生きていたとしても90歳前後です。北の奴らはどうなっているのか…鬼畜や?

 北のハイジャックは、世界中の非難があって、それからはありません。ですが、工作船の拉致が出てきます。ハイジャックから工作船の拉致に移行したようです。


 昭和46年初場所を読みましたら、14日目で横綱玉の海の全勝、横綱大鵬が1敗で追いかけてます。大関北の富士、琴桜、清国、大麒麟、前の山、三役が貴乃花、長谷川、高見山なんかがいます。千秋楽は、玉ノ海と大鵬で大鵬が勝ち1敗どうしの決定戦になって大鵬が逆転で賜杯を取ったという事です。これが、大鵬の32回の優勝で最後の優勝でした。

 ちなみに、玉ノ海は、その年の夏場所の千秋楽で虫垂炎が悪化し、血管の血栓から危篤になり死亡でした。これからの横綱でした。痛いの分かっての横綱の矜持だったと思います。すぐに何とか云って休場する横綱とか大関に言ってみたい。

 ちなみに、前頭には、竜虎、黒姫山、三重ノ海、大受、金剛、高鉄山などがいます。輪島が西の幕尻に出て来ます。ケツは大受とか云ってました。





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