二人から孤独が始まる

第3話

「櫂帆、覚えているかい？二人が出会った

ときのことを」

三崎悠馬が花柳櫂帆に病室で話しかけた、

😃「あの頃は失明して記憶を失ったキミも

片手片脚になったボクも期待と希望に

満ち溢れていたのに」

悠馬はそこまていうと、ワナワナと体を

震わせ、🫗を握り潰した。

手のひらから鮮血がほと走る。

「クソーッ！オレは神を怨む。一体、

オレが何を👅っていうんだ」

「ゆ、悠馬」

「櫂帆」

「悠馬、そこにいるのね？」

「記憶が戻ったんだね😃」

悠馬が全身で🤩よろこびをあらわした。

「なにも、ほかにはなにも思い出せないの」

櫂帆が泣きながら😭そう訴えた。