11.本当にギルドマスターなの
何とか警備隊に会うこともなく拠点につけて良かったけど、ずっと目を覚まさないから引きずられてきた勇者がボロボロだけど損な扱いで良いのかな。
「ここが今仮で使ってる拠点になるからもう周りは警戒しなくても良いよ、ならこのキャンピングカーに入ろうか」
引きずられてる有者以外は中に入るのに戸惑いつつなかにはいり見た目と中の広さの違いに驚きつつも中に入ってくれたのでお茶菓子と食事の準備を始めた。
「ご主人様、あの人達連れて来て良かったなのですか」
「ごめんねリン相談もしないで勝手に連れて行く事決めて、あの四人組は一緒に召喚された人だからねあそこで、知らないふりして置き去りにするのも何かね後悔するかもだからね連れて来たんだ、今度からはちゃんと相談するからね」
「分かったなのです、今回は許すなのです、だけどあのチャラチャラした人はダメなのです事あるごとにちょっかいをかけてくるのです」
「リン邪魔なときはあそこの聖女の女の子に言うと良いよ華麗な一撃で決めてくれるからさ」
「分かったなのです」
「それじゃリン先にみんなで食事してから話をしようと思うからさ今日は人多いから手伝ってくれないかな」
「手伝うなのです」
りんにも手伝ってもらいながら食事を準備しつつ四人組に、ロゼッタやベルの事も紹介しつつ食事が出来たのでみんなの所に持って行けば何故か、また勇者がのびて意識がない状態で放置されてるけどなにがあったんだろか。
「何でまた意識がなくなってるの、ご飯の準備も終わったのに」
「それはですね、隼人がリンちゃんが嫌がってるのにちょっかいをだすもんだからそれを見て怒った奈月が決めました」
「それはもう仕方無いね、なら邪魔にならない所に転がしておくか」
「あっ自分手伝いますよ色々と城で体鍛えたので楽々ですよ」
手伝ってもらいながら部屋の隅に転がして改めて皆で食事にしますか。
「たい焼きの時から思ってたんですけど、この世界でも元の場所の食べ物が食べられるのってもしかしてスキルのおかげなんですか」
「そうだよ、調理は自分でしてるけど食材とかはスキルのおかげだね」
「それにしてもこんなにちゃんとした食事なんて居つ以来だろね」
「城にいたあいだちゃんとした食事をしてないの」
「召喚されてすぐに歓迎のパーティーがあった時は豪華な食事でしたけど、その後以降は牢屋みたいな部屋に入れられて出てくる食事なんて味のないスープに固くなって食べられないようなパンだったりとかですよ」
「よく今まで無事だったね」
「訓練の時に部屋から出るのでその時に隙を見つけて捨てられてる残飯を漁って食べられそうな物を見つけて隠したりしてましたね、後はそこに伸びてる隼人は顔だけは良いからですね城で働いてる女性を口説いて食べ物を貢いでもらっりしてましたね」
「ホントに苦労したんだね何でも食べたいの言ってよ作れるものは作って出すからさ」
その後はリクエストされる料理を作って出しつつ満足行くまで食事が出来たのでソロソロ話しをしていこうかな。
「本格的に話しをしていこうかデザートにアイスクリームを出すからさそれ食べながら話すればいいからさ」
アイスクリームと聞いて勇者一行の三人よりも食欲の悪魔の三人の方が目の輝きが凄いんだけど。
「先ずは、最初に召喚された時に王様が説明した理由は全部嘘だったから気を付けね、皆にも紹介した女神に聞いたんだけど、本当は使い捨ての戦争の道具としての召喚だったみたいなんだよね」
「なら私達が城から出ずにそのまま残ってればボロ雑巾の様に使い捨てられる様な存在だったって事ですか」
「そうだね、そして女神のおかげで奴隷契約が無効化されてたおかけで今こうやって要られるんだよね」
「奴隷契約って何ですか」
「直接目の前で契約してるのは見た事ないけど屋台での販売をしてると奴隷を連れた人は多く見たから奴隷の文化は有るみたいだからね」
「なら最初のパーティーの時に個別に呼ばれた時に、城の人が言ってたのは上手くいかないとか言ってたのはもしかして奴隷契約の事なんですかね」
「まぁそれにしても色んな事が起きて無事にここに来れたのが凄いよ」
「それにしてもホントにありがとうございますこんな私達に良くしてくださって」
「一緒に召喚された仲だしね気にしなくて良いよ」
ぼちぼち良い時間になったし、寝る場所の部屋の案内とかしないとな。
「今日はお風呂もあるし部屋のベットも好きに使って良いからね」
「お風呂あるんですか」
「お風呂あるよ自由に使うと良いからね、それじゃ寝る場所の部屋に案内するよ」
そう言って伸びてる勇者以外の三人をお風呂の場所とかを教えつつ部屋まで案内して、伸びてる勇者が目を覚ました時に食べられそうな軽食を準備しますか。
「それにしても三人は何時までアイスクリーム食べるの」
「そんなのこれが無くなるまでって決まってるなのですよ」
本当に食欲の悪魔の三人だ。
「リンアイスクリーム食べるのも良いけど、あの三人が困ってたら出だすけしてあげてね」
「あと、明日にはこの街から出る準備をするからね」
「はいなのです」
「アイスクリームも程々にして早目にちゃんと休んでね」
寝る前に明日やるべき事確認してから寝る事にしたが食料は問題無いしギルドに行くくらいか、後は勇者一行がどうするかだな冒険者でもするのかな、それと予備の服も無さそうだし服と今後の為にも装備関連も整えて渡した方が良いだろうし、明日やるべき事は最初にギルドに行ってから買物だな。
そんなふうに考えていたけど気付けばいつも通りの時間には目が覚めしたし、今日は何時もより人が多いから食事の準備は急がないとな。
「ご主人様おはようございますなのです、今日は人が多いから手伝います」
そう言って、リンがまた起きてきたけどポヤポヤしてる状態でまた引っ付いてるので手伝いは無理そうだな、一人にするのも危なそうだしこのまま準備するしかないか。
「どうしてなんだなんで俺にはケモミミ美少女が居ないんだ悔しいよリンちゃんだったよねこっちに来て一緒に話そうよ」
悔しさのあまり涙を流しながらリンを話に誘う勇者が居るが、リンは恐怖のあまりしがみつく力が強くなって離れる気配は無さそうだ。
「リン、物理耐性があるのは分かってるけど魔法耐性が有るのか分からないから魔法は使ったら駄目だからね」
こくこくと頷いてるけど、大丈夫なかな離れそうにないからこのままにしてる方が安全かな。
「どうしたの、リンちゃんコッチにおいでよ」
そう言いながらジリジリと近付いてきてるからリンの怖がり方が酷くなってきてる、やるしかないかな魔法で一時的にでも動けないようにしておくべきか迷う所だ少しでも加減を間違えたら危ないしな何時でもいけるように準備だけしておくか。
「大丈夫でしたか」
そう言いながら勇者に一発入れて撃退した聖女が現れて格好良くて惚れそうだが、リンにラウマが残らないように落ち着かせないと思って頭を撫でて落ち着かせないと、リンの頭を撫でながら助けてくれた聖女にお礼も言わないとな。
「助けてくれてありがとう」
「コッチこそ来るのが遅れてすみません、不穏な気配を観じてすぐに来たんですけど対処が遅れてたみたいで申し訳ありません」
「実害が無かったから問題無いよ」
「リンちゃんもごめんね怖い思いさせちゃって」
「問題無いなのですよご主人様が居たから」
「奈月ちゃん、凄い勢いで部屋飛び出してったけど何かあったの」
「ごめんねまたコイツがやらかしてね」
「あぁ…リンちゃん大丈夫だった」
「大丈夫なのですご主人様も一緒だったから」
「ごめん唯、冬夜を呼んで来てコイツココに置いてると邪魔だしまた起きた時何するか分からないから部屋に隔離しておきたいからさ」
「分かったよ」
そう言って呼びに行ったみたいでこの後どうしよかとなやんで立ち尽くしてたら
「ホントにお二人は相手を信頼してるって言うか仲のいい感じが羨ましいです」
「そっちの皆だって仲のいい感じゃない」
「渡したは昔からの腐れ縁っていうか幼馴染みなんですよね、昔からよく知ってたはずなのに何でこんな風に変わってしまったのか分かんなくてこの世界に来てからますますほんとに仲良いのか分からななくなって自信がなくなってきてるですよ」
「まぁ突然異世界に来て自分は勇者だって言われたら物語の主人公になった気分になるし、それもあって浮かれ過ぎてるんじゃないかな、地に足がついてない感じで浮かれすぎてるだけだと思うから心配せずにさっきみたいに一撃を入れてやってれば浮かれ気分もなくなって前みたいに戻れると思うし心配しなくても良いと思うよ」
何だかしんみりしてるし、気分を帰るためにも朝食を食べないとな、リンも落ち着いて元に戻ったし手伝ってもらってごはんを食べるとしよう。
「リンご飯を運ぶのを手伝ってね」
「はいなのです」
「奈月ちゃんおまたせ連れて来たよ」
「よし、なら運んで行こうか反省してもらって浮かれ気分を治してもらわないといけないしね」
どことなくスッキリした感じになってるので気持的には楽になったのかな。
「あらあら朝から賑やかね」
「この位にぎやかな方が楽しくて良いんじゃないの」
「皆揃ってきてるしご飯を食べようか」
「この世界でも日本の食事が出来るなんて何だか感動します」
どうやら勇者一行の三人組はしみじみしながら食事をきている。
「この街から出る準備をしようと思ってるけど皆はこの街から出たらどんなふうにして生活したいの」
「私達は城に居る時に冒険者のギルドカードを作ったので冒険者やろうと考えてます」
「なら食事が終わったら皆の服や装備度の準備をしようか、お金はこっちで用意するからお金は心配しなくても良いからね」
「お金は、城から出る時少しは持って来てるので出してもらうのは悪いので良いですよ」
「そのお金は何かあった時に使う様にとっておくと良いよ、お金は冒険者で活躍してお金が稼げるようになった時に何処かで会った時にでも返してよそれでいいからさ」
「それならお言葉に甘えてよろしくお願いします」
今日は屋台での販売はお休みにして準備を頑張らないとだな。
「ロゼッタおねちゃんベルおねちゃん、準備ができ次第この街出るからね」
「問題無いわよ」
「私の方も問題無しだ」
「そう言えばお二人は神様何ですよね、私達まで気軽に接して良いのでしょうか」
「良いに決まってるじゃない、お城にいたから会いに行けなかったから接する機会は少なかったけど今はこうしてお城を出たからのんびり会えるからね」
「それに、神様って感じしないからさもっと気軽に話しかけてみれば食欲の塊みたいな二人だしね」
「良いんですかそんな風に言っても怒ってるように見えますけど」
「大丈夫、何かあったら料理やお菓子が食べられなくなるだけだから」
そう言うとしぶしぶ怒りを抑えてるのがわかる二人である。
「今日は、屋台の仕事無いからリンも一緒に色々とまわろうか」
「はいなのです」
「皆は準備は大丈夫?四人はバレないよう気をつけてね、一応自分とリンで周りを確認しながらいどうするからね後はリンにちょっかいを出さないでね」
「はい準備は大丈夫です、大丈夫ですわたしが頑張って制御しますから手出しは一切させまんので」
「うぅ…ご主人様怖いなのです」
もうリンがひっ付いてるのはしょうがないからそのままにしといて
「リン魔法を解禁するから危ない時使って対処していいからな」
「はいなのです」
最初に面倒くさそうな商人ギルドに行ってから他のを済ませていく事にしたのでまずは警備隊に気をつけつつギルドに行くことにした。
「あら、あたしに会いに来てくれたの嬉しいわ」
「この街から出るので報告とこの屋台出店許可書をかえしにきたんだよ」
「それにしても今日は、なかなか良いイケメンが居るじゃない紹介してくれないの」
「あっちは訳ありだから無理」
「心配しなくても、警備隊に引き渡したりしないわよ、ちょっと個室にイケメン達も連れてついてきて頂戴ね」
有無を言わせない、怖いくらいの気迫を出してくるのでもうしょうが無いので勇者一行を連れて付いていくしかない。
「難だよあのヤバイ奴は、何で窓口で受付やってるんだよ、俺の方を射抜くように見つめてたけどさ」
「どうやらタイプらしいぞ」
「いやだよ、どうせならリンちゃんみたいなケモミミ美少女に見つめられたいよ」
「望みなら叶ってるんじゃないかな、今だってリンが睨み付けてるでしょ」
そんな事を言っていたら、前回使った個室とは違う場所に来て中に入ってみれば高そうな机などが置いてある豪華そうな部屋に来たけどそんな簡単に使っていい部屋なのかな。
「入り口で止まってないで中に入って良いのよ、そこにある椅子にみんな座ってからギルドカードを出して頂戴」
なにが起きてるのか分からないので言われるがままに指示に従って持っていたギルドカードを全員が出した。
「それならギルドカード少し預かるわね」
全員のギルドカードを預かった後とびらを開けて底に控えていた女性にカードを渡して振り返ってから
「改めて自己紹介させて頂くわね私はこの街で、商人と冒険者のギルドでギルドマスターをしているジャックなのヨロシクね」
すごい事を言い出してるけど、脳の処理が追いつかないのと現実を受け入れたくないので引っ付いていたリンのアタマを撫でて落ち着く事にしたけど。
「本当ににギルドマスターなの」
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