2024.11.17(日)

2024.11.17(日)


 昨夜の勤務中、彼女が客としてきた男性に誘いの言葉をかけられたらしい。「彼氏がいるので無理です」といってもしつこかったらしい。ダメだったらさっさと引き下がれ! そのせいで、昨夜、彼女はかなりイライラしていたらしい。あとから話を聞いて、わたしもいい気分がしなかった。それでも、きっぱり断ってくれたのは安心する。魅力的な、かわいらしい彼女ではありますしね。もうその客、来ませんように。というやんわりした言い方よりも、「菖蒲はわたしの彼女だ、もう来んな、ヴォケ💢」といっておきたい。(失礼しました。)


 4時、勤務終了。一便だけで帰るつもりが、すでに名前が書かれてあり帰るに帰れず。結局定時まで残っていた。

 冬に近づいて、職場の自販機のラインナップも微妙にシフトしていた。コーンスープが二列用意されてある。帰る間際、さっそく一缶購入して飲んでみる。あの缶の底に貼りついたコーンを落とすのが難度高いんだよね。底を上向けて手でトントンと叩いて落ちてこなければ潔くあきらめるべし。その二列のせいなのか、これまであったペプシコーラがラインナップから消滅していた。ときおり買って帰っていたので、ないならないでちょっと悲しい。よりによってコーラを無くす必要はないでしょう。ごちゃついている微糖コーヒーの中からひとつなくせばいいのにと思ってしまったわたしなのであった。


 帰宅途中、空はほぼ全面、雲がかかっていた。しかし西南の空の一か所だけ切れ間があって、その付近に白い光がまつわっていた。近くに月が位置するらしい。姿は見えねど気配を感じる中、自転車を漕いで帰宅する。


 帰宅後、DMを確認。

 先に書いた彼女の昨夜のトラブル(声掛け事案)を知り、(-_-メ)となる。(彼女に対してではなく、声掛けしてきた男に対して!)。あと、彼女が昨日、わたしに贈ってくれる用の、スライム型のタンブラーを見繕ってくれていたことがわかった。『ドラゴンクエスト3リメイク』の発売に合わせてのコラボ商品なのかな?


 その後、エイジアのアルバム『ARIA』を聴きながら、諏訪哲史さんの小説『ロンバルディア遠景』(講談社)の残りを読み終えることにした。仕事に出る前は、篤が神父に誘われて女陰の集合体に出くわす直前だったけど、勤務の休憩時間を経て、残り40ページほどになっていた。篤と井崎。物語の語り手、本の書き手、そしてこの本を読む読者。それぞれの存在がどこにどうやって落ち着くのか、そこまで書かれてきっちり話の蓋が閉じられてあった。本を読む「私」のなかでどういう事柄が進行し、どのように一冊が閉じられているのか、これはきっと著者が本を読んできた実感から得た感覚なんだろうと思わせられた。


 6時20分、彼女の勤務が終了。20分は交代要員がなかなか来なかったための残業時間になってしまった。そういうの本当にやめてほしい! 6時までと決まってるなら、ちゃんと6時に帰れるようにしてほしい。そういうのが心も消耗する原因になるのだから💦


 彼女の帰宅を待って、読み終えたばかりの諏訪さんの本の説明をVC越しに彼女にした。印象的なシーンについて説明したところ、映画『エイリアン』で造形などを担当したH・R・ギーガーの作品に似ているという言葉をもらった。


 その後、彼女は簡単に朝食にする。〈熟成マーラーカオ〉。

 蒸しパン系は食べやすいと彼女には好評だ。ふだんよりも心なし食べ終えるのも早かったように思う。


 その後、わたしは宮台真司さんの新書『日本の難点』(幻冬舎新書)を読み進めることに。彼女は星新一さんの『おのぞみの結末』(新潮文庫)を読む。宮台さんの話は、「不可能性と不可避性」の言葉をめぐる話だった。実現は不可能だけど、しかし避けては通れないので、やむを得ず対処していかねばならないのが現代社会であるということ。自己判断しかり。行動全般についてもしかり。長い物には巻かれろも通用しないし、品質にこだわったモノ作りも通用しなくなりつつあるという中で、うまく立ち回るときになにが削ぎ落されてきているのか。人との間に深いコミットメントが存在しにくくなってきて、関係性がフラット化しつつある若者が増えてきている現状。物語消費は、関係性の履歴から、コンテンツ消費、キャラ消費へと変遷し、果ては、かつてのケータイ小説に代表されるように、刺激的な事実の羅列で満足してしまう層が一定数出てきているということ。これも人との関係性が浅く、もしくはほぼなくなってきてしまっていることからくるのではないかと宮台さんは推測されてもいた。


 9時半、家を出る。

 10時、買い物へ。きょうは鍋の素の、〈イチビキ 赤から鍋スティック〉を購入することができた。近場に赤からの店舗がないため、こういう商品があるといいなと思っていたらちゃんと売り場の鍋コーナーに置かれてあった。鍋の素に、追加で辛さ調節の可能なスティックがついている。自分の好みの辛さに調整できるのがいい。わたしは2辛くらいでまずは試してみよう。具材は鶏のモモとムネのミンチを同量買ってきたのでこれをブレンドしてつくねを作る予定。ほかに白菜やニラ、厚揚げ、白ネギなどを入れられるといいなと思っている。

 また生の殻付き銀杏も売っていたので購入。茶碗蒸しをつくるつもりをしている。


 お昼は彼女がフルグラ×ナッツ×いちごジャム×ヨーグルト。そしてファンタのパイン味。

 わたしが、この季節なのにそうめんを二把茹でて、ほかにゆで卵2個と、(貰い物の)ほうれん草のおひたしという内容。

 そうめんには今回はわさびを溶きいれる。途中食べている最中にむせたので、彼女に心配される(なにをやっているのか 笑) アル中カラカラことwawawaさんいうところの「風邪ひいたかも」である。


 食事中、Georgeさんのコラボ動画〈【重石はするな】チキンソテーをふっくら焼くプロの技|後藤シェフ流鶏肉の火入れ徹底解説〉を視聴する。皮目を上にしてやきはじめて、交互に返しながらじっくり火入れしていくやり方だった。Georgeさんのやり方とは異なる手法。ドリップがほとんど出ないのもいいなと思う。身がぷりっとしていた。これはジューシーなはず。今度、試してみよう。


 0時半、〈※全編公開※ “観たくない” ドラえもんが生まれる理由【ディスカバリーレイジチャンネル】DR#65〉を視聴しながら眠ることにする。一瞬で寝ついたため内容はまったく頭に入ってこなかった。(いつものこと)


 6時まで眠る。起床後、入浴。

 入浴後、のぎーずさんの動画〈【Elin#11】かじる。魔法をほんのちょっとだけ、かじる(CeVIO,ゆっくり音声)〉を視聴。魔法の書を読むことで、魔法のストック数が加算されることを初めて知る。わたしもやってみよう。読書スキルはたぶんもう取ってあったはず。


 その後、彼女は家族のために調理実施。

 わたしは待ち時間に日記書き。

 BGMには朝と同じくエイジアの、今回はひとつまえのアルバム『AQUA』を聴く。


 日記後、ふたたび読書。宮台さんを読む。彼女は諏訪さんの『アサッテの人』(講談社文庫)の読み。登場人物がいきなり「ポンパ!」と叫ぶのに、なんでだ?? となっていた彼女の戸惑いが新鮮だった。


 読書中、わたしはしけった(!)〈柿の種 梅しそ味〉、〈スニッカーズ ホワイト〉、〈ハリボ ダイナソー〉の三種類を食す。彼女は〈つまみ種〉を開ける。そしてハイチュウも2粒。


 2時間半ほど読書した後、10時半、晩御飯の準備をする。

 11時、完成。

 彼女は手羽先のソテー塩コショウ味、お味噌汁、柴漬けごはんという内容。

 辛い物に飢えていたわたしは〈ヤマムロ 陳麻婆豆腐〉を使用して、麻婆豆腐を作る。これと大根と人参のお味噌汁、炊きたてごはんという内容。合わせたのは〈伊右衛門〉。


 食事をしながら、『らんま1/2』のアニメを視聴する。黒バラ小太刀登場。なかなか個性的というか、アクの強いキャラ。九能帯刀の妹というだけでもその性格のきつさはわかろうというもの。惚れた相手を痺れさせてキスを迫ってくるし、あかねの部屋に不法侵入して再起不能にしてやろうと目論むし、ところかまわず黒バラの花吹雪で花びらまみれにしていくし(誰が掃除するんだ!)。

 回が進むごとにと着々とらんまのキャストが揃いつつある。

 ちなみにあかねのお父さん(天道早雲)は、風呂につかっていながら、黒豚が浴室に侵入、お湯に入り、良牙の姿にもどっても動じることなくお湯につかり続けている。乱馬たちが来てからのハチャメチャな騒動ももう慣れっこになってしまっているらしい。今回、乱馬×良牙の格闘新体操の訓練にかこつけた対決によって道場が破壊されまくったと思うのだけど、それも無言で修繕費用を出しているのかと思うと、なんかじわじわくるものがあるなと思ってしまった。子供の頃、それに違和感を覚えることなく見ていたなと。いくらどっしり構えて子供のすることは大目に見てやるという大人の落ち着きが世に重宝されるとはいえ、この行き過ぎた感じは、オタク第一世代なパロディということなのかなといまにして思う。

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