2024.04.19(金)

2024.04.19(金)


 食事後、引き続き読書の時間。

 まずは昨日届いた諏訪哲史さんの『スワ氏文集(もんじゅう)』(講談社)をすこし読む。これはもともと朝日新聞に連載されたコラムをまとめたもので、原稿用紙3、4枚の文章の集積になる。名古屋在住の著者が地域性豊かな内容で一篇一篇書かれていた。ラーメンで有名な「寿がきや」のことが書かれてあったり、ローカル鉄道のことが書かれてあったり、自分がふだん触れられない文化に触れる感覚もあって、目新しい。

 そして、つぎに大江健三郎さんの『燃えあがる緑の木 第二部』の第六章を読み終える。「薔薇の奇蹟」という章のタイトルどおり、総領事の没後に谷間にこめた薔薇の香りのことが描かれる。しかしこの個所を読むにあたって、大江さんの文章があまりに拙いことに思い至る。5章までは味と思えていた部分が、ここに至ってかなり回りくどい文字表現になっていたり、どう考えても書き直せばストレートに意味が通るであろうに、あえて迂遠な表現になっていたりして、自分だったらとてもこうは書かないだろうなと思える個所が頻出する章だった。わざとこのように書いているにせよ、以前読んだ折にもわかりにくいなと感じたその根本原因には今回も苦戦させられる仕儀となった。第七章はまた雰囲気も変わるだろうか?

 彼女は同じ時間、中島敦の「真昼」や、『いつの日か還る』を読んでくれていた。


 ここですこしブレイクタイム。

 彼女は〈贅沢スイーツパイ パイの実 ラ・フランス〉、わたしは〈プリッツ〉と生茶。生茶は昨日の買い物で1,000円以上の購入者に先着で配られていた商品。


 読書時間のあとは、日記を記す。


 日記後、わたしが去年の夏、彼女と付き合いはじめたころのDMのやりとりをスクショしたものを彼女に見せられた。当時たしかにそんなやり取りをしたなと懐かしく思い返す。しかも内容がけっこう恥ずかしい(笑) でも過去にやり取りしたことがこうしてちゃんと形になって残っているのはうれしいものだ。ひいてはいまこうして書いている日記だって、同様の性質を帯びたものだといえるだろう。

 ちなみに、去年の中秋の名月も、彼女と一緒に時間を合わせて空を見上げたけれど、それは当時照れくさいのと、まだ彼女との関係の永続性が信じきれない面があったから日記に書くのをためらっていた。いまならもうその日にしたことはストレートに書いておこうと思うくらいに、信頼感も安心感もMAXになっている。一年後、二年後、五年後と期間が長くなるほどにその信頼感や安心感もさらに大きなものになっていくと信じていたい。


 そして5時半、朝ごはんを作ることに。

 朝ごはんは鶏の胸肉のソテー(たれ味・ゴマ・ネギ)、貰い物の、昆布と大豆の煮物、とろろ、白米。


 食後、やよい軒値上げの動画、いきものがかり『じょいふる』のMV、ローソンののり弁、大阪万博パビリオン建設20か国が撤退、などの動画を順に彼女と視聴する。


 そしてせっかくの休みにゲームを全くしないのも嫌だったので、時間を作って『MHWIB』に彼女と入ることにした。純粋な狩りはそれこそ20日ぶりくらいだった。今回はフリークエストの「黒炯々」(歴戦ディアブロス亜種)と、調査クエストのリオレイア亜種の二つのクエストをこなす。歴戦ディアブロス亜種に一乙を計上してしまうも、それ以外はなんとかなった。それぞれ30分以内、15分以内でクエストを達成することができた。しかしディアブロさん、痛い。パワーファイター、油断するとHPを大幅に削られる。装衣に頼り切っていると効果が切れたときに痛い目を見るなと思い知った。

 狩りのあと、こちらもひさびさの腕相撲。結果は、「○×○」。二勝一敗。久しぶりすぎて連打する指が追いつかなかった。ずいぶん空打ちもしてしまう。それでも三戦目、なんとかなかった💦


 その後、就寝。

 3時起床。起床後、彼女に声を掛ける。


 その後夕食づくり。

 夕食はできているものを温めるだけだった。マカロニグラタンはレンジにかけてからチーズを振りかけてオーブントースターに入れる。小カブのお味噌汁も鍋を火にかけるだけ。グラタンは今回味変にケチャップを用意した。わたしはグラタンの味変によくケチャップを使用する。こういう人はあまりいないのかもしれない。

 今回彼女はお腹がすいていないのでわたしだけがごはんを食べることになった。


 食後、入浴。

 入浴後、かなり前に買っておいたサンふじと、家で採れた金柑3粒を食す。食後のデザート。

 彼女に金柑ってどんな味がするものかと問われるも、うまく説明できなかった。酸味、苦みもあるし、皮特有の柑橘のオイル感もある。ほかに類を見ない味だからこそ、どう説明していいやら。これはこっちに来たときに一度齧ってもらうのがいい気がする。来月は難しいかもだから、いつかタイミングが合えば、かな。


 食後、読書時間にする。彼女が贈ってくれた『石狩少女』が届いていたのでこれを読むことにした。事前に教えてもらった通り、夏の時間のあまりに短い間隔とか、寒さが厳しいこと、またその時代に自立心をもった少女がどれだけ生きづらさを感じるものかといったことなどがよく伝わる文章だった。またその描かれるところはいまの読む人の心をもうつものになっている。彼女も深く感銘を受けたとのことで、わたしもどこまで及ぶかわからないものの、じっくり味わって読んでいきたいと思った。


 5時半前、彼女との会話の流れで私が持っているVitaTVの『モンスターハンター2G(MH2G)』を起動してすこし遊ぶことになった。彼女も2Gからのモンハンユーザーなので、私が遊ぶゲーム音をVC越しに耳にして、しきりに懐かしいといってくれていた。VitaTV版はトータルでも45分くらいしか遊んでおらず、まだ初期データであるため、ガウシカの角の納品クエスト(★1)だけ遊ぶ。2Gの肉焼き、ひさびさにやってみたけど、生焼け肉、こんがり肉、コゲ肉、それぞれ一個ずつ作成することになってしまった。2Gの肉焼きのタイミングはかなりシビアだねと再確認することになった。


 そして6時、出勤前に目をつむることも考えたものの、おすすめ欄にあがっていた動画、『美味しんぼ』の「明太子回」を彼女と一緒に視聴した。この中で明太子は恥ずべき食べ物として挙げられていたのがずっと印象に残っていた。視聴してみるとそこでもやり玉に挙がっているのが、化学調味料(うま味調味料)。美味しんぼといえば、化学調味料批判。高校時代には知らなかったこと。いま普通にふだんの買い物で買っている辛子明太子。アミノ酸等という表記があってうま味調味料が使用されているけれど、ほとんど気にすることなく美味しいと思って日々の食事に採り入れている。化学調味料の是非。ふだんからほんだしもガラスープの素も使うしねと。使いすぎなければいいんじゃないかとわたしは思っている。


 6時半、着替えて階下に降りる。

 と、彼女から食品の入った荷物が届いていた。

 家族や職場の人にもおすそ分けできるようにたっぷり詰めてくれていた。

 いろいろよくしてくれて嬉しい。本当にありがとう♪


 広げたものを見て、これとこれとこれという風に直感で親にわたして、仕事に持っていく分もレジ袋に入れて家を出る。同僚さんたち、どんな感想が返ってくるだろう。喜んでくれるといいんだけど。また貰った言葉を彼女に伝えよう。


 今夜の勤務が終われば二連休。これを励みに頑張るべし。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る