2024/9/16 1巡1位の片鱗は見せたものの敗戦

 新人QBを起用する以上、序盤戦は修行タイムということである程度大目に見るしかないというのはあります。


 開幕戦は勝ったものの、ケイレブ・ウィリアムズのパス獲得93ydは全QB中の32位。

 32チームしかないので最下位です。

 乱心しなかったのでQBRatingは最下位を免れましたが、誇れるものではありません。


 2試合目は昨年新人ながらチームを勝ち越しに導き、新人王を獲得したC.J.ストラウド擁するテキサンズとのアウェイ戦でしたが13-19で敗戦。


 まあ、良い修行になったのではないでしょうか。

 1戦目よりはパスに可能性は感じましたし、インターセプト2つも勝負に出たパスだったので、やむなしな感。

 1戦目はオーバー気味に投げていて、2戦目は距離を調整して少し短めにしたけれど味方も取れるけど、相手も取れる感じになって取られてしまったというところですかね。


 テキサンズはさすがに安定した試合運びをしていましたが、後半は守備陣が踏ん張って点差は離されず。

 タイタンズ戦のように守備とスペシャルチームがビッグプレーを展開していれば逆転もありえたわけですし、ウィリアムズに最後まで緊張感のある中で投げさせられたのは今後を考えれば良かったのではないでしょうか(フィールズ時代は毎回ボコボコにされてそういう試合が中々なかったから……)。



 サーズデーナイトのドルフィンズとビルズの試合で、ドルフィンズQBのトゥア・タゴヴァイロアが2年ぶり4度目の脳震盪を起こしてしまいました(甲子園感)。


 2022年に受けた3回のうち2回はボクシングのKOシーンより壮絶で「これはやばいんでは……」という感じのもの、有識者から引退勧告も出されるほどでしたが、昨年は無事に乗り切り、結果も出して大きな契約もゲットしました。


 そういう中だけに本人もチームも痛いところですが、今回のが非常に悔やまれるのは、相手に倒されたのではなく、自分から頭で突っ込んでいってしまった結果なんですよね。

 第三者のこちらが「ちょ……脳震盪持ちなんだから足から行かないと」と思ったくらいなわけで、周りの圧力も更に強くなりそうです。


 昔、阪神タイガースの赤星選手が医師から止められていたのに、ボールが来たので思わずダイビングを試みて首を痛めて引退となってしまいましたが、彼もこのまま続けても似たようなことになりそうな不安があります。

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