5 漫画脳でもいい
こんにちは。
珠洲は不思議なご縁でお世話になったことがある土地なんです。たった一日でしたが。
今も揺れた。すぐに、ここでは無いどこか遠くで起こった大きな地震の揺れだと分かった。こんな慣れは要らない。地震の情報を見ると、能登半島で震度5強と出ている。なんてことだ。
あの時にお世話になった方々も、きっと被災されているんだろう……。珠洲のブリかまの塩焼きは美味しいでしょ、と勧めてくれたおばさんも、集合写真を撮った学生たちも。その写真を撮った海辺のホールも、もうないかもしれない。
きっとご縁が無ければ一度も訪れる事が無かったと思う土地。だからこそ心があそこに、今でも縁を結んでいて時々思い出す。時々思い出すという事は、私にとってまだ必要な土地である言う事なんだろう。
漁船が津波にさらわれたと言っている方もニュースで見た。現状を報道する事は大切な事だけれど、むごい事を聴くなぁと心が痛んだ。きっとまだ口に出したくない段階だと思う。
亡くなった方の体温で助かった方の話も、泣きながらされていた。どれだけの辛さだろうか。想像をはるかに超えてしまう。
そして復興に、何かしらの形で協力したいと思っている矢先の、再びの大きな揺れ。辛い。
でも心を、ここで挫かれていたらダメだと知っているから、出来るだけ悲しみにだけに心を留めないようにしている。
楽しい事、今できる事、未来の事、陽気でいる事。そして否定形で祈らない事。何より、負の感情を煽ったり増幅しないように心がけている。心配を呼び集めないようにしている。
難しいですよね……否定形で祈らないって。地震や戦争や核や病気みたいな、限定した負の現状にクローズアップしてしまうから。それをどうにかしたいのだから。
困った事に、世界は否定形を理解してくれない。○○が無くなりますようには、○○だけを望んでいると思って受理してしまう。
これって、もっとよく考えると、全体の幸せを願っていないから起こる事で。結局は全体の幸せや平和が実現されないと無くならないので、結局は単純で簡単な事。一つの事にクローズアップしているという事は視野を奪われて狭くなっているのでしょう。
今、被災地では大変な目に遭っている方々いるこの瞬間に、こんな悠長な事を言っている場合では無いと思われるかもしれませんが、全部「今」で同時進行なんですよ。今は最新の未来だから、同時に考え方、感じ方を変えていかないといけなのです。
根拠のない、頭がおかしい考え方だという事は理解していますよ。
でも祈るだけなので、お金も時間も何もリスクが無いのだから、やって欲しい。みんなが幸せで豊かで平和。みんなが尊重し合って笑っている世界。
祈りと感謝です。大切なのは。ご先祖様や、思い付く知っている神さまに、空いている時間にお礼を言ってください。声に出さなくても、心の中でも良いです。お風呂に入っている時でもいいし、通勤途中でもいい。お布団に入った時でも良い。「お助けいただきましてありがとうございます」って。
えぇ、えぇ。分かってますよ。漫画脳だって。それでも祈ってしまうんですよ。言葉や祈りの力を知ってしまったから。
もう大丈夫。
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