第52話 木曜日の猫の日

猫の日がやってきた。

猫を思い出して、会いたいなって思う。

時々、短くほんの少しだけ聞かせてくれた、なき声は忘れてはいない。

今、どこにいて、どうしているのだろう。

人の手を借りて暮らしているのだろうか。

猫の手を貸しているのだろうか。

自由にきままに。

猫ならでは、かな。

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