140文字小説13
葵
びっくり年賀状
年賀状が届いた。何も書いてない、真っ白の。宛名は俺の親友だ。突拍子もないことすんなよ。酒を飲みながら思っていると、手が滑って机に置いた年賀状にかかった。やべ、濡らし……ってあれ、何か浮き出てきた。
『あけましておめでとう!』……という文字を組み合わせた、俺の似顔絵が浮き出てきた。
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