4話 宴と天才と
クロクロで【星渡りの古森】に入る条件の一つに、【
【
シーズン4当時ではどちらも非常に入手困難で、究極のレアアイテムと言っても過言ではなかった。
そんな二つのアイテムだが、シーズン8の時に一定の条件をクリアすると一瞬で大量生産できると判明したのだ。
その条件は主に二つ。
世界樹にまつわる【
一つ目の条件を満たせる
さて、
そんなわけで、この時代では貴重な【
これでみんなの俺の覚えもいいよね!
「
「む? レムリアよ、どうかしたのか?」
「レムリアちゃんったらみんなが集ってくれて嬉しいのかしら?」
俺が中空に【
「
「ん……レムリア……一体、何を?」
「古代樹と
「
『
次第にポツリ、ポツリと水滴は落ち続け、ついには通り雨のごとくハイエルフたちを濡らした。
中でもひと際強い輝きを放つ雫は、宴会のテーブルに着地するや否やヌメリと姿を変えて荘厳なゴブレットになっていた。もちろん、中には【
「こ、これは……姫君が……!? いや、しかし我々の
「なんたることか……もしや姫君は世界樹への
「しかし世界樹は5000年前に朽ちたはずです……!」
「じゃあ、今起きている現象はどう説明をつければよいのじゃ!? 待て、次々と現れる美しき杯に何かたゆっていますぞ!?」
「どうやら【
「間違いありませんね……レムリアちゃんはやっぱり大天才よ……!」
パパンとママンがゴブレットの中を一舐めして断言すると、ハイエルフたちはさらにざわめく。
「【
「新しく製薬することは叶わず、厳重に保管されておりますが……数は極少ですよね……」
「それをいとも簡単に!? もしや姫君は我々に
「葉より滴り落ちる黄金色の雫……もはや恵みの雨ではありませんか!」
よしよし、みんないい反応だ。
さらにもう一つ、サプライズ!
「
ハイエルフたちの
「
木々には多くの星粒が実り、それらはポロリポロリと俺たちに降り注ぐ。
まさに星々のシャワーの輝きを浴びるエルフ王と女王たち。
「これは……【
「姫君は我らの子らが毒されぬよう、呪われぬようにと案じておられる?」
「まだお生まれになられてまもないというのに……我らへの惜しみない慈愛! そして我らの想像もつかぬ叡智をお持ちだ!」
「なんと、なんと、いと気高き
よし! いいぞ!
俺って元々エルフとかじゃないから……何かの拍子に鈴木徹男だとバレて『無断で【星渡りの古森】に入ってるやんゴルァ』ってなっても、【
古森に入る条件は満たしてるって言い訳がきくよね?
こういう不安はぜーんぶお掃除いたします!
◇◇◇◇
あとがき
お読みいただきありがとうございます。
よかったら作品のフォローやハート、レビュー★★★などお願いいたします。
毎日更新の励みになります!
◇◇◇◇
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます