次のエピソードを読みに行ってもらう為には
下記に示す今回の話は賛否両論あります。あくまで
考察:次のエピソードを読んでもらう為にはどのようなことに注意すべきか。
結論:次の3つである。
①正しい日本語で書かれた文章。
②会話文の1ブロックは8行以内。
③内容の面白さ。
順番に見ていきます。
①正しい日本語で書かれた文章。
これは一番の基礎になる土台の部分です。ここを疎かにしては読者がエピソードの内容を汲み取るのは難しくなり、次のエピソードを読みに行かなくなる。(当たり前)
当たり前のことができているのかを確認するには、その文を音読するのが良い。音読して違和感があるのであれば、その文から読み取れる意味がわかりにくくなり、読者のストレスの原因になる。
②会話文の1ブロックは8行以内。
ここは賛否両論あります。読みやすさを考えて、8行以内に留めるのが良いと私は考えます。
ただ、ファンタジーやラブコメ以外のジャンルには当てはまらないことが多々あると思うので、参考までと例を示しておきます。
拙著「シャルロットに呼ばれて」から
例1.エルフのセーラと主人公の会話のやり取り
――――――――――――――――――――
「セーラ、おつかれ」
「ジンちゃん飲んでる? なんか平気な顔しているけど?」
「明日に
「そうなの。べろんべろんに酔っぱらっているところ見たかったんだけど」
「ははは、そうだね。しかしまぁドールで会った時にはこんなことになるなんて
「あたいもよ。まさか広大な森が見つかるなんて思ってもみなかった」
「セーラはいつから森に住むの?」
「100年後かな。大陸も回るし、海外にも行くから、たぶんそのくらいかかると思う」
「そうか、じゃあもう会えないね」
「ちゃんとお
――――――――――――――――――――
例2.地の文からの修道士ロンと主人公のやり取り。
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僕達はタンヤオのおかげでネマール帝国との戦いを早く終えることができた。戦勝国として僕は、すぐにネマール帝国皇太子と宰相に国土を貰う交渉をしたい。
始めは僕から出向くつもりだったが、ナメられて交渉が上手くいかなくなるかもしれない。
なので先方にこちらに来るよう伝えることにした。タンヤオに伝言をお願いしようとするが、彼女が見つからない。ロンに聞いたら「オレと喧嘩して実家に帰ってる」と。どこの夫婦だろう。
「これで呼ぶわ」
「ロン、それってモノリス?」
「ジンよく知ってるな。タンヤオから貰ったんだ」
「へぇ、初めてみた」
ロンはスマホを使うように、黒い板状のモノリスを頬に当てる。
「あいつ、出ねぇ」
「時間あけて、また連絡すれば?」
「そうする」
すると、モノリスから音が鳴る、着信音みたいだ――曲は。
(ツァラトゥストラはかく語りき……)
――――――――――――――――――――
例1と例2どちらの会話文の方が見た目、読みやすいでしょうか?
読みやすい方がストレスがかかりづらく、次のエピソードも読んでもらえる可能性が少しだけ高くなると考えます。
地の文についても読みやすいブロックの塊にするのが良い。どのくらいの行数にするかは一概には言えませんが、個人的には上記の例2にあるような8行くらいまでが読みやすいのかなと思っています。
③内容の面白さ
うん。無理! 議論できない。人によって違うでしょ。よし、次へ行こう、次へ。
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