第190話ピクニック気分で病院へ!

 朝、9時半に父、母(はっちー)、私でタクシーに乗って病院へ。今日は大きい病院で、健康診断をやる。特養に入るには、健康診断と感染症の検査をしなければならない。

 10時に内科に検査の予約をいれているので、ぴったりにいく。

 受け付けにいくと、さっそく看護師さんがはっちーの体重と身長を測る。まぁ、それから、待った待った。約1時間半ほど診察室の前で待つとやっと呼ばれた。

 内科の先生に体の具合を伝える。耳が遠かっり、老眼だったりと、ざっくりとした説明でいいらしい。

 褥瘡の痕を見せると、「ああ、治っているね」といわれた。はっちー、そう言われたのがそうとう嬉しかったらしく、後々まで喜んで私に話す。なにより。 

 問診が終わると本格的な検査。血液検査、尿検査、心電図、肺のレントゲン、などなど、次々に回っていく。

 びっくりしたのだが、尿検査のとき、はっちーいつも尿が出にくいということを先生に言ったら、なんと、くだを尿道に通して、尿を採取してくれるという。

 おお、そんな方法があったとは。かなり楽になった。

 はっちー、今日はおとなしく待ってたなぁ。偉いぞ。ということで、帰りにスーパーに寄って、はっちーにごちそうを買ってきた。

 焼きいも、草餅、クロワッサン、中華スープ、おいなりさん、のり巻き、などなど、はっちーの好きなものばかり。まぁ、たまにはいいだろう。

 病院ではかなり待って疲れたが、心地よい疲れだ。肝心な行事が無事終わって、ほっとしたというのが大きい。

はっちー、今、帰ってきて遅い昼食を食べている。はっちー、焼きいもがあればご機嫌。簡単で助かる。

 そんなこんなの病院ピクニック、無事に終わって、ほっとひといき。


 

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