第93話三連休
巷は三連休、私は金曜からなので四連休。ちょっと父が心配なので、実家に来ている。突然長期間、はっちー(母)がショートステイにいくことになったので、父もペースがつかみにくいかもしれない。
いつも一緒にいた夫婦である。やっぱり、さみしいだろう。
買い物とちょっとした掃除と皿洗いなどを私がやる。父、今日はのんびり、河原まで自転車で散歩。途中で自転車屋のおじさんに差し入れを持っていく。しばしそこで談笑。
まぁ、父にとっても私にとっても、はっちーにとっても、よい連休だな。
今日はちょっと高めの刺身を父に買ってきた。たまにはお祭りがないと気持ちに張りがなくなるだろう。
父、今、テレビで亡くなった小澤征爾さん演奏のG線上のアリアを静かに聞く。「ああ、この人88歳まで生きたんだなぁ」としみじみ言って目を閉じる。父なりの黙祷なのだろう。
父も80歳を越えた。自分の寿命にちょっと恐れつつも、毎日、それなりに楽しく過ごしているようだ。
でも、やっぱり父の体力は落ちてきたなぁ。先日ショートステイに、はっちーの面会行ったら、休み休み歩いていた。
はっちーだけでなく、父もちょっと気にかけていかなければなぁ。
まぁ、せっかくの連休、楽しまねば。ということで、カクヨムをやりつつ、テレビを見つつ、父の晩酌に付き合う。
父、今、取ってきたツバキの花の絵を書いている。ツバキって取ってきていいのかなぁ?
そんなこんなの土曜の夕方であった。
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