第14話

先生はあれを見せてから話を穏便に済ませてくれた。


喧嘩両成敗だ。


「あ、あの私、何も言えなくて」


「大丈夫だよ。それよりね」


________


「えーー、そうなんですか」


正直に話した。


「うん、多分今もどっかで見守られていると思うんだ。」


俺はヒロに電話する。


「坊ちゃんどうしたんですか?」


「この子もこれからは見守って貰って良い?」


「良いですよ!!当然です!!それより先ほどの坊ちゃんかっこよかったです!!」


「でしょ。じゃあ、お願いね」


そして電話を切る。


「本当ですね」


_____


俺はみんなに見張られていることは悪い気はしてない。


自分立場も分かっているつもりだし、自分の立場が悪いとも思ってない。


でも、俺も俺で守りたいプライドがある。だからヒロには悪いけど我慢して貰う。代わりに後輩の子で発散して貰おう。


優は知らないが既にクラスメイト達は恐怖を植え付けられ始めていることに




ーー


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