つめたさをかためた干し芋齧る冬 歯にねっとりと重い甘みが

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つめたさをかためた干し芋齧かじる冬 歯にねっとりと重い甘みが


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 コンビニエンスストアの冷蔵コーナーでも売っている半生タイプの干し芋です。


 干し芋だけでは、半生なのかカリカリなのかよく分からないので、短歌にしました。



 カリカリの干し芋もよいのですが、歯にへばりつくような水気のある食物繊維を噛みちぎる食感もこたえられません。


 この歌の場合、カリカリなのか半生なのかは、この歌の生死に関わります。



 カリカリの冷たい干し芋を冬にかじるのは、どうしてか半生よりも侘しさを感じるからです。


 逆に感じる人もいるでしょうが、それはそれで。

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