『アイツと俺のオンユアマーク』 高校生編《再編中》
彷徨(さすらい)のJOKERリターンズ
第1話 いきなり平手打ち
バシッ!
いきなり俺の目の前に火花が飛び散った
同時に激しい痛みが左頬を中心に炸裂した
時は6限終了後の清掃時間
場所は教室の教卓の辺り
俺を平手打ちした相手は、茶髪のポニーテールの割と背の高い同じクラスメイト
ハッとした彼女は、腕に嵌めたスマートウォッチを急いで外し床に打ち付けようとしたように見えたが
何故か思い留まったように、外したスマートウォッチを握り、廊下へ飛び出し駆けて行ってしまった
俺は地元の底辺公立高校普通科に通う2年生男子
少子化の波は穏やかな自然とは裏腹に、例年入学者の定員割れを引き起こし、我が高校も、近隣のやはり底辺と評判の商業高校と併合合併した
当初はお互い嫌々だったらしいが、閉校の危機をとりあえず回避するには背に腹は替えられないとばかりに強行されたのは約五年程前の事
呉越同舟では無いが、最初の頃はギクシャクしたらしいが、慣れとは恐ろしいもので
一緒に授業やクラブ活動などを通して、仲良しなったり卒業後付き合ったり、結婚したなどの噂も聞くようになった
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