第3話 恐怖の広域

どこまで潜っても、底は無かった。

どれだけ上昇しても、太陽の光は差し込んでいるのに、水から出ることは無かった。

だから、このメダカは、前へと進むことにした。

何キロメートルも。

何キロメートルも。

その先に、レモンと水以外の何かがあるかもしれないと。

この世界は、三原色であることを信じて。

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