アレルギー体質の家族の為の家造り
🔨大木 げん
第1話 家造りと健康
大木げん家にはアレルギー体質の家族が3人います。
『私』•••アレルギー症状は今の所無し
『妻』•••重度の花粉症+ハウスダストアレルギー
『息子』•••重度の花粉症+猫とハウスダストアレルギー+肌トラブル(今は治りました)
『娘』•••虫刺されアレルギー(蚊に刺されると500円玉サイズで腫れ上がり、100%
同居していませんが、実家の母はまだ症状は軽いのですが化学物質過敏症です。
アレルギー体質の人はシックハウス症候群になりやすいと言われていますので、5年前に家を新築した時に気を付けた事について、
シックハウス症候群が話題になってから、通称シックハウス法で13種類の化学物質に対して規制をかけられました。
そして有害物質が室内に留まらないようにする為、24時間の常時換気が法律で義務付けられています。
皆さんのお宅の換気扇をご自分で止めると捕まってしまいますので、お気を付けください(笑)
(かしこまった口調だとお互いに疲れますので、ここからは、くだけた話し方で失礼します。)
しかしですね~!
皆さんこの法律って変だと思いませんか!?
13種類だけ規制したって、似た化学式で作られたものについては野放しなわけですよ。
13種類にしたって使用量を制限しているだけでゼロにしろとは言ってない訳です!
だから、有害物質を外に出すために、換気扇をまわせっ!
と言ってくるのですが、それを言うなら、そもそも人体に有害な建材を使うなよって話です。
しかも!通称建築物省エネ法なんてものまで有るのです。
この法律では、スキマを無くせ、熱を逃がすな!っと要求してくるのですよ。
換気しろ、というのに対して大きく矛盾していると思いませんか?
(ですので、今は、普通の換気扇に対してお高いですが、『熱交換式換気扇』というものも開発されてます。)
もちろん、有害物質を揮発しているのは家に使われた建材だけでなく、家具や布製品、家電等、後から持ち込まれた物にも含まれているのはわかっています。だから換気をせよと。
でもですね、家は不動産です。
余程のお金持ちではないと、「シックハウス症候群になりました。じゃあ家を取り替えましょう」とはならないじゃないですか!?
だからこそ、住宅の建材の健康への安全性についてはもっと国に考慮していただきたい。
アレルギーに対して不安のある人にとって、1番いい未来は、住宅の完了検査の時に総VOC(揮発性有機化合物)量を計測して、厳しめの基準値をクリアしなければ販売してはいけないようにしてもらう事だと思います。
ですが、大人の事情が有りすぎて、日本では実現の可能性がきっと無いことでしょう。
これから家造りをしようと思われる皆様!
自分と家族の健康は自分達で守るしか無さそうです。
次回からは、
建設業を生業にしていますが、住宅を建てた経験は当社の社長宅と、今住んでいる自宅のみ。
という、少し変わった経歴の持ち主の私が、アレルギー体質の家族の為に、家造りにおいてどういう取捨選択をしていったかを、語っていきたいと思います。
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