り・何が出るかな★

★ 凶 ★


マクシミリアン……小悪党な魔導師。イリヤを姉御と呼ぶようになる。現在はルフォントス皇国で、ヴァルデマルの預かりになっている。逃亡したら処刑なので、逃げられない。

ヴァルデマル……元ルフォントス皇国の皇室付きの魔導師。セビリノ君と“イリヤ様崇敬会”を立ち上げた、気の合うお友達。



マクシミリアン:新年なのに薬を作らされる……

子イリヤ :楽しい?

マクシミリアン:楽しいわけない!

子イリヤ :イリヤはお薬作り、楽しいですよ


マクシミリアン:姉御は普通じゃないんだよ……

ヴァルデマル:ははは、お前も楽しめるくらいにならないとな!

マクシミリアン:普通じゃないのが、ここにも一人

ヴァルデマル:お前の犯罪歴も普通じゃないぞ


子イリヤ :お兄ちゃんは悪いひと?

ヴァルデマル:悪さをして、反省中だ

子イリヤ :せいぎの味方、イリヤがやっつけるですよ! とあー!!!

マクシミリアン:おい、いい加減に……


ベリアル :……いい加減に、何だね?

マクシミリアン:ひぃ、わ……

子イリヤ :イリヤキーック!!!

マクシミリアン:うわー! や・ら・れ・たぁ~!


子イリヤ :ふはははは! イリヤ、大勝利!!!

ヴァルデマル:子供の扱い、上手いじゃないか。任せたぞ

マクシミリアン:うわーん! 兄貴、楽しい薬作りの時間ですよ~!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る