第361話怪しい電話

今日、午前中用事があった。見知らぬ番号だった。検索すると迷惑電話。

午後、酒を自宅で飲んでいると再び。僕は強い言葉で、ハイ?と、言った。

すると、電話はWEB選考していたS会社からだった。急にかしこまり、話しを聴いた。

S会社は僕と面接を対面でしたいと。

てっきり、連絡が無いからWEB審査で落ちていたと思っていたが、神様はチャンスをあたえて下さった。

面接は9月2日、10時半。

名古屋市から岐阜県まで行かねばならない。

今の履歴書や職務経歴書は、PCで作成するのね。

僕はパソコンは持っているが、ネットは繋がっていないので、手書きだ。

アル中だから、手が震えるが。


明日は、証明写真と履歴書を買いに行く。

たぶん、このS会社が僕の最後の望みだろう。

障がい者である事も伝えてある。

ここまで来れば、問題無いから履歴書と職務経歴書を丁寧に書けば良い。

汚くても、丁寧に書く。

特に自慢するスキルなど無い。コミュ力があるだけだ。

作業は、部品の目視の業務。

外はサングラスで、仕事中だけ普通のメガネをすれば良いのだ。

デブだが、構うもんか!

2ヶ月に一度休みをもらえれば良い。

半休取って、残業すれば良いのだ。

気持ちは、もう仕事を始める直前。

S会社の面接だけはしくじりたく無い。自宅からだと、バスで金山まで出て、名鉄に乗り、乗り換えして各務原まで。

1時間掛かる。トイレを我慢出来るだろうか?

最寄り駅からS会社まで徒歩18分。僕の足だと30分は掛かるだろう。

タクシーがあれば良いのだが。

9月2日が、天下分け目の合戦となる。

今日は疲れたので寝る。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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