第277話中道左派を名乗る女

今日は、サイクル保険のやり取りで遅くなり、囲碁クラブには行かずに、いつもの蛸ん壺でビールを飲んだ。

隣の顔見知りの女性が再就職祝いだったので、ビールとチューハイをプレゼントした。

その人は、大のパンダ好きで中国に何度も行っている。

で、僕は、

「中国人は、シナ人と呼ばれたら怒るのか?」

と、問うた。

すると、

「そんな、事は無いです」

と、答えた。さもありなん。会社の中国の社員に同じ質問をしたがそんな事は無いと言った。

その女は、

「私は中道左派なんですが……」

と、言うので僕はどちらかと言えば右寄りですと言ってから、靖国神社問題を問うた。

すると、酒の力もあったかもしれないが、3時間、日本と周辺国の話しになった。

ただ、マスコミだけの情報で判断するヤツラは馬鹿だと僕は言った。

高校で近代史を学ぶが、日本は30歳くらいで近代史を学び直した方が良いと僕は言った。


中道左派を名乗る女は、大のパンダ好き。

だが、法律を学ぶ人間は中立公平の立場にいる。

だから、戦後の話しにもなったが、面白い夜になった。

ただの、おばあちゃんがこんなに歴史認識を自分の意見で話す人を久しぶりに見た。

僕は否定も肯定もしない。

両方言い分がある。

だが、あまり政治的事を書くと運営さんから警告が来そうなので記さないが、彼女の意見も無視出来ない。

だが、彼女は酔っ払い過ぎてフラフラ。

当たり前だ。僕より先に来て、僕と同じペースで飲んでいたら、酔うに決まってる。

ずっと、パンダ、パンダと言って向かいのカラオケ屋に行った。

今夜は、楽しい酒であった。彼女が中国の話しをしていたので、そう言う話しになった。

だが、今日は彼女の就職祝い。

笑いながら店を出たので満足する。

だが、もう二度と居酒屋で宗教や政治の話しはしないと思った。

周りも、戦後の話しをしだしたからだ。

それと、狂っている奴に刺されそうだし。


本日のオマケでした。

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