第247話さよなら、居酒屋

僕の行きつけの居酒屋は3軒ある。

毎週、このどちらかの居酒屋でビールを飲んでいた。

旬の食材と赤星。最高だ。

だが、味覚が変化して酒をいっさい受け付け無くなった。

昨日は居酒屋に行ったのだが、瓶ビールが一口しか飲めず、友達にあげた。

酒が飲めないなら、居酒屋に行っても意味が無い。

ま、酒代が浮いてくるので、懐は暖かくなる。

もう、この3軒の居酒屋とも別れだ。永遠の別れではない。暫しの別れだ。

今度、ある程度、痩せた身体で店に行ったら、皆んな僕の事を覚えているだろうか?


デブでサングラスが僕のトレードマークだったのだが。

蛸ん壺は、お年寄りの寄せ集まりだし、鶏のちからは、お高い、もう一軒は紹興酒しか飲まないし。

あ〜何たる事か。

僕が酒を飲まないなんて!否、飲めないなんて。

それくらいないと、痩せられないのだ。 

暫くは居酒屋は素通りするだろう。

何とか酒を飲める方法が無いか?模索している。

缶チューハイを野菜ジュースで割ったらジュースの様な味がしたが、無理かな?

今度、試してみようかな?

ビールは飲めないが、糖質ゼロのチューハイ位飲ませてよ!

薬にも、大量飲酒しなければ飲んでも良いと書いてあったが、飲めなくなるとは一言も書いて無かった。


ま、アイスコーヒーで十分だ。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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