第15話自分

昨日、自分を見詰め直してみた。

16年前にブラック企業に精神病にされて、散々な人生を歩む羽目になった。

障がい者として、生きにくい生活を送ってきた。

全ては会社が悪いと。

貯蓄にお金が回せないのは、自分が福祉作業所でしか働けないからだと。

しかし、そうだろうか?

いっぱい、無駄遣いしてる気がする。

精神的に冷静になるためにタバコを吸い、気晴らしに酒を飲む。

これらは、必要悪だと思っていた。

だが、これは甘えだった。

肥満治療の為に、酒は体調を崩してから飲まないし、タバコも必要以上に吸うのを辞めた。

これらを、完全に辞める事は出来ないのでちょっと控えれば良いのだ。

義理も恩義もない奴を飲みに連れて行くのはもう辞めた。


12月、計算では10万円貯蓄に回せると計算していたが、ギリギリだった。

ムダを省けば、まだ貯蓄に回せる。

今からでも遅くはない。

貯蓄だ。

バリバリ日働いていた時より、今の生活が楽だ。

誰かさんみたいに、親兄弟から毎月支援金が貰える訳ではない。

自分をあまやかしてはいけない。

使う時は使い、母の介護も将来必要だろうから、貯蓄はしなければいけない。

母は、自身で貯蓄出来ないだろう。

そう考えていると、お金を使う事が怖くなった。

千茶と後1回くらい、外食出来ればいいなと考えている。

僕は千茶が好きだ。

変な意味では無くて、この人は面白い。しかも、生命の恩人だ。

大阪に帰る前に後1回だけ飲みたいがその時、僕は飲まないだろう。

75歳まで働きたい。

文筆は趣味で続けて書くが、売れたいのはみんなが考える事。

もう、夢は夢のままで僕は地道に働く事にする。

月曜日は祝日勤務。

身体を壊しては、これ以上薬を飲みたくない。

今週末は、自分を見詰め直せて良かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る