空きビンの話
調味料を使い切るとビンが残ると思うんだけどさ、ビンじゃなくてもケースとかね。でもさ、結構捨てるの忘れちゃうよね。気づいたら空いているビンを冷蔵庫で大事に冷やしたりしちゃってるわけですよ。空っぽの財布を大事にするみたいなね。
でもね、ビンとかさ、入れ物ってなんか捨てられない。そんなことない?俺だけ?とりあえず、その理由を考えてみた。候補一つ目。俺が怠惰だから。ある意味この線が一番濃厚なんだけど、それはつまらないので、とりあえず候補から除外。
そして二つ目、入れ物そのものに執着しているから。まずは、この線で考えてみたい。とはいえ、俺ビン好きなのか?と言われれば、疑問の余地だらけだ。当然ながらビンや容器を集める趣味は無いし、デザインに興味もあまりない。では、なぜか。執着は何に発生しているのか。それは、"在った"ことにではないだろうか?
タンスや棚を長期間埋めてきたそれに対して、埋めてきた事実が執着を生む。取るに足らないビン一つが、いつしか家具の一部のように思えてきて捨てるのが惜しくなる。それが負の連鎖を生み出す。空っぽの七味のケースがいつまでも転がる。そういうことではないだろうか?
これね、一発書きで考えながら書いてるんだけど、これに関しては割とそんな気がする。そう、この現象は、俺の怠惰さと時間が作り出した現象。実際の所そうに違いない。今考えると俺は割と物を捨てられないタイプだ。
このすべてが怠惰さだけによる物ではなく、執着とか思い入れによるものだとしたら?俺は割と優しい…?馬鹿…?いや、優しいって言ってくれ!物持ち良いって言ってくれ!やさぐれものぐさ太郎と呼んで石を投げるのはやめてくれ!
というかそういう人のために今、詰め替え用っていうものがあるんじゃないのか?というわけで詰め替え用を買おうと思う。ただ、これからも思い入れが増すばかりだろうが、中身が無いことは減らしたい。
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