我儘娘の体になったんだが?これからどうすれと??

放浪者

第1話_転生したんだが?

「っは!俺のエナドリが!」


俺は勢いよく手を伸ばし起き上がった。


「は?どーこだここ?んー、病院?病院だな?なんで病院なん?」


空いた窓から温かな風が入りカーテンが揺れる中静かな病室に俺はいた。


「よし、記憶を辿ろう…。お?俺死んでね?」


振り返って目を覚ます前、自身は横断歩道を渡っていた。

信号は青を指しており別に赤信号でも黄色でも点滅でもなかった。

なのに大型のトラックが高速道路内か!?ってくらいに猛スピードで迫り、そしてそれに己をゴルフボール並みにふっ飛ばされたのも衝撃諸共思い出した。


「おん、俺死んでね?助かってなくね?」


その時の運転者、おっさんの寝顔は今でも覚えている。

てか憎しみ込めて覚えとくわ!


「さて、思い出したところで目を逸らしていたことを考えるか!…なんで俺女になってんだよ!?」


がばっと布団を取りお股を確認…なかった。


「さらば、俺の相棒…。」


せめてと思い空に向け涙を流しながらに敬礼した。


「さて、そろそろこいつを押しますか」


そう言ってベットの脇にあるボタン(ナースコール)を押した。


「こういうボタンには押さねばという使命感がが…では!ポチッとな」


数分後、足音が近ずきドアを開けられた。


「ナースどこ?ナースとは?」

「あらぁ?私がナースよぉ?」

「…クーリングオフって有効ですか?」

「無効よ」

「この悪業者め!」

「はいはい、元気一杯ねぇ?これならすぐにでも退院でそうでよかったわぁ」


入ってきたのはゴリゴリのオネェさんナースさんの服を添えてだった。

いらん!


「それじゃ、少し診察するわよォ?」

「ウッス」


近くに来たオネェさんに俺はそう返すしかなかった。

圧がっ!


「これはぁ…完全に記憶喪失ねぇ」

「おぅ、記憶焼失か」

「それだと記憶燃えて無くなっているわよぉ?」


どうやら前の記憶を考えると俺は…どうなってんだ?たぶん転生?したんだろう。


なんか転生したんだが?

俺これからどうすれと?不安しかねぇな!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る