　西宮市の静かな住宅街で、謎の薬物中毒者が次々と現れ、住民たちは恐怖に怯えていた。ある日、都筑という若者がこの恐怖の渦に巻き込まれ、彼が探し求める情報は古びた地図に隠されていることが判明する。彼は西宮の秘密を解き明かすべく、地元の切り餅屋で働く友人と共に冒険に乗り出す。

　途中で、彼らは頭巾をかぶった不気味な姿の者たちに遭遇し、恐怖の中で生き残りをかけた戦いが繰り広げられる。物語は西宮の闇に潜む秘密が次第に明らかになり、謎めいた薬物中毒者の正体と繋がりが浮かび上がる。射殺された者たちの復讐の魂が、この地に囚われていることが明らかになり、恐怖と怨念が交錯する西宮の街で壮絶なクライマックスが迎えられる。

　有馬は新西宮ヨットハーバーにやって来た。西宮市西宮浜にあるヨットハーバーである。西日本最大級のヨットハーバーとされる。行政上は尼崎西宮芦屋港の一部である。海の駅としての登録名はしんにしのみや海の駅である。