第6話

それから1ヶ月後の3月14日のことであった。


直属の上司から寿退社ことぶきを延期して波方の支店に転勤してくれと言われたはなは、職場放棄をした。


そのあげくに、過激な行動に出たのできわめて危険な状態におちいった。


はなは、2月15日頃から1ヶ月の間に職場の備品で高価な品物や職場名義のクレジットカードや小切手を盗んだり、顧客の預金口座を勝手に解約するなどで金銭を盗んだ。


はなは、盗んだ金銭を松山市内のホストクラブで遊ぶカネとして使った。


その上に、はなは松山市にある複数のホストクラブへ出入りするようになった。


そこではなは、他の女性客のオキニのホストをドロボーしたあげくに私物化した。


その翌日であった。


はなが職場の金銭を盗んで松山市内のホストクラブに出入りしていたニュースが全国ニュースのトップで報じられた。


はなは、盗みの容疑とホストクラブで働いているホストを私物化した容疑で逮捕されるおそれが出た。


ダンナの実家を襲った悲劇は、これよりクライマックスへ向かう。


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