第10話、三期生コラボ配信後

「おーい!天音さん!花乃さん起きて!」


『うーんあら配信は?』


「二人とリスナーが起きなかったので終わりましたよ!」


『あら、そうなのね』


「花乃さんが起きるまで待っときますか?」


『そうね待ってた方がいいかもね』


「そういえば記憶無いて言ってましたよね?」


『そうだけど、どうしたの?』


「配信のアーカイブ残してあるので見て時間潰しませんか?」


『いいけどまた倒れるかもしれないから許してね』


そう言ってる配信を見だして私の歌った曲のラスサビを聞いた瞬間。


『う。最後のメスガキぽく歌うのずるい……』


と言いながら倒れていた。


天音さんが倒れて一分後に花乃さんが目を覚ました。


〈あれ?私何で寝てたの?〉


「あ!起きましたか!少し手伝ってくれませんか?」


〈どうしたの?それに配信はどうしたの?〉


「配信は、終わりました。そして天音さんは、私の配信を見て倒れてしまったのでもうここからでないと行けない時間なので一旦事務所まで、天音さんを運ぶの手伝ってくれますか?私一人では持てないので。」


〈分かったわ、運ぶの手伝うわね〉


そう言って事務所に行って社長に天音さんを預けて私達は、それぞれ自分の家に帰っていった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


家の前に着いて、家族には、今日は少し遅く帰ってくると言っているので心配は、されてないと思うけどやっぱり怒られそうで怖い。

勇気をだして家の中に入る。


「ただいま」


と言ったが返事がない。

何があったのだろう?いつもならどんなことしてても、おかえりと言ってくれる両親がおかえりを言わないなって。

と思いながらリビングに向かうと、家のでかいテレビは、ミルチューブを開いた状態で、ソファーに私の両親がいる。

どうしたんだろうと近寄ると。


「気絶してる。」


テレビの方を見るとそこには私のミルチューブの画面。

なるほど私のミルチューブをこっそり見てて気絶したのだろう。

まぁ、親なら娘の配信は、気になる気持ちも分かるけど。

私は、台所に向かう。

そこはには、私が昼ごはん食べた時と変わらないので夜ご飯は食べてないのだろう。

なのでせっかくなので両親に夜ご飯を作ろうと冷蔵庫を見るが今日の昼に材料全部使い切ったまま補充してないので買い物に行く。

今日の夜ご飯は、両親の好きな唐揚げに決めて材料を買いに近くのスーパーに向かう。

ごはんは、家にあったので買わなくても大丈夫。

調味料もあったのでこれも買わなくて大丈夫。

必要なのは、鶏肉、ワカメ、味噌、豆腐、レタス、トマトなどを買い家に帰るとまだ両親は、まだ気絶してた。

これが尊死という事か。

などとつまらない事を考えながら、唐揚げを作る。


三十分に唐揚げが完成してきたので両親を起こす。


「起きて、お父さん。お母さん。」


「うん?葵ちゃん?」


「うん?葵?」


「起きた?お父さん。お母さん。」


「うん。起きたけどその格好どうしたの?」


と言われたので私の服装を見ると、出かけてから着替えてないので、そのままの格好でエプロン姿である。


「外出てから着替えてないよ」


「夜ご飯出来るから座ってて。」


「うん。分かったわ」


「分かった」


そう言って、私は台所に戻って行き、出来た料理を皿に盛る。

そして両親に夜ご飯を出したら驚かれる。


「ねぇ?葵ちゃん?いつの間に料理出来るようになったの?」


「え?私料理出来るよ?知らなかった?」


「「知らないかった(わよ)」」


私は、前世Vtuberの配信と料理が趣味だった。

そのおかげで今世でも料理出来る。


「それよりご飯食べよう!覚めるよ」


「いただきます」


「あら?美味し。」


「そうだね美味しよ」


「そう。良かった口にあって」


「私が作るのより美味しのは、少し嫉妬しちゃうわ」


「お母さんそんな事ないよ。人には、得意、不得意な物があるんだから」


「そうだよ紗理奈。得意、不得意あるんだから気にしなくても大丈夫だよ。」


「そうね。それより。私達の音楽の才能も引き継いで、料理も出来るて高校行ったらモテそうだね」


「今は、春休みだから大丈夫だよ」


「そんな事じゃないんだよ?」


「?何の事?」


「それより早くお風呂入ったら?」


「そうだね。今日疲れたしお風呂入ってくる。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


後書き!


カクヨムコン9に応募したので☆や♡とフォローしてくれると嬉しいです!


それでは、次回の更新までさようなら(ヾ(´・ω・`)








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