第6話 少子化・結婚しないのは保育園のせい?

 子供の頃の親とのスキンシップ不足、会話の不足は子供の愛情障害どころか、勉強や仕事などの継続の困難につながるそうです。これはオキシトシンというホルモンの放出と係わりがあるとの事。このオキシトシンが子供の頃に不十分だと生涯にわたりオキシトシンが放出され辛くなるとの事です。


 オキシトシンはスキンシップや授乳などにより放出されるそうで、幼少期の親とのスキンシップや一緒にいる時間が不足するとそのような症状(放出されづらい症状)になります。つまりですが、共働き夫婦で保育園に預けているケースに当てはまらないでしょうか?


 保育園の利用率は1995年で17%くらいで、今や40%になっています。倍増ですね。結婚できないのってこれのせいじゃないのって思います。そもそも子供の頃に親に抱かれる頻度が少なければ、他人と肌を合わせ、我が子を抱きたいとも思わないでしょう。


 保育園は子どもをちゃんと見ます。時々事故はありますが、何百万分の1だから事件になるわけで、そこはちゃんとしているでしょう。ですが、スキンシップが十分か?声かけは十分か?それは量だけでなく質も含めて、です。そもそも赤ちゃんは母親の顔がわかりますし。


 もちろん、保育園でもレベルの高いところはこういうことに気を付けているみたいですね。実証実験がいろいろされているみたいです。ただ、普通の公立の保育園ではどうなんでしょうね?


 ただでさえ共働きだと、両親は疲れています。子供との遊ぶ時間=スキンシップ・声かけが不十分になり勝ちです。その状況で家庭で保育園に預けるのって、発達心理的にはネグレクトなんじゃないのか?と思わなくはありません。


 これらの事から、若者の間で、精神の不安定さ、脆さがなぜ急激に増えてきたのかが分かります。子供の頃のオキシトシン不足も原因の一つでしょう。若者の不安が時代のせいというなら、本質は親の愛情が物理的に足りていないのでは?だから恋愛できない、結婚しない、子供がもてないのではないでしょうか。


 海外の例も調べないとわからないし、海外の保育園や子育て事情も調べてみる必要はあるでしょうけど、日本人が幸せを感じない原因の一つにもなっていないでしょうか。




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