第13話 大罪系スキル=神のスキル


『……ふう。なかなかに美味であった。褒めて遣わすぞ』


「……ソレハドウモ。アリガトウゴザイマス」


 満足気に、ふう、と息を吐き、右前足をちっちゃい舌でペロペロ毛づくろいしている、小さくで白い、だけど、すんげぇ態度のデカいおキツネ様に、投げやりな棒読み台詞で答える私。


 なんか、見てくれの可愛さが逆にムカつくんですけど。あのちまこい頭を両手で引っ掴んで、力任せにわしゃわしゃしてやりたくなる。

 これってキュートアグレッション?


 つーか結局、私が追加で出したカップケーキ3つは、全てこのおキツネ様に食べられてしまった。

 私だってホントは出したくなかったよ?


 でも、相手は曲がりなりにも精霊だ。人知を越えた存在に対して下手に逆らって、攻撃なんてされたら堪ったモンじゃないし、出せるもんは大人しく出しておいた方がいいよな、と判断したのだ。傍にトリアとゼクスもいるしさ。


『しかしまあ、まさかこのような山の中に、お主のような希少なスキルを持った娘がいようとはな。奇妙な縁もあるものじゃ』


「ちょっ……!」


 待て待て! 私のスキルの事を口に出して言うな!


「「神のスキル??」」


 焦ってあわあわしている私にもお構いなしで、しれっとした涼しい顔をしているおキツネ様に、トリアとゼクスがきょとんとしながら声を揃える。

 ああああ、なんつー事してくれてんだ!


『そう慌てるでないわ。お主は神のスキルを1人で2つも有しておるという、極めて稀有な存在。言わば選ばれし者なのじゃぞ?

 もっとその事実に相応しい、デンと構えた態度でおれ。情けない姿を晒すでないわ。プリムローズとかいう立派な名が泣くぞ』


「えっ!? なんで私の本名分かるの!? ってか、選ばれし者? どこが? だって私のスキルって、どっちも大罪系なのに……」


『ふん、分からいでか。妾は精霊じゃぞ。人の子の持つスキルや真なる名を看破するなど、朝飯前なのじゃ。それより聞き捨てならぬのは、お主がそのようないい加減な伝聞を信じて、鵜呑みにしておる事じゃ。なんと嘆かわしい』


 戸惑うのを通り越して軽く混乱する私に、おキツネ様がさも呆れたような声と口調で言う。


『よいか娘、耳をかっぽじってよ~く聞くのじゃ。この世には神が直接作りたもうた、超強力な権能を持つ『神のスキル』と呼ばれるものが14ある。

 だが、それら14のスキルは他の有象無象のスキルとは違い、決して複数人には共有されぬ。神のスキルを手にできる者は、同じ世界の同じ時間軸には、2人と存在せぬのじゃ。

 言わば、幸運の女神に見初められたただ1人だけが手にできる、究極の力であると言っても過言ではないじゃろうな』


「ただ1人だけが、持てるスキル……。じゃ、じゃあ、今現在、『暴食』と『強欲』を持ってるのは、この世で私だけって事?」


『うむ。その通りじゃ。もっとも……お主のように世界にたった14しかないスキルを、1人で2つも持っておる人間というのは妾も初めて見た。極めて珍しい事象だと言うてもよかろうて。


 とにかく、それほどまでに凄まじい権能を持つスキルを、愚かにもどこぞの人の子達は、やれ大罪系だの美徳系だのと無意味な区分を設け、過度に持ち上げたり悪しざまに罵ったりしておるようじゃが、なんともバカバカしい事よ。

 そこな童共も、神のスキルの所有者であるこの娘の友となれた幸運を、精々末代まで誇るがいいのじゃ』


「……え、ええと……。よく分かんないけど、プリムにはとっても凄い力があるって事なの? 森神様」


『そういう事じゃ』


 盛大に戸惑ったまま、おずおず口を開いて問いかけてくるトリアに、おキツネ様が尊大な態度でうなづく。


『ついてはその娘……プリムを妾の契約者として正式に選び、精霊の巫女と名乗る事を許してくれよう! 光栄に思うがよいぞ!』


「はあ!?」


「「おお~~っ!」」


 かと思えば、いきなり突拍子もない事を言い出すおキツネ様に、私は素っ頓狂な声を上げ、トリアとゼクスは目を輝かせて歓声を上げた。


「ちょ、ちょ、なんで!? どうしていきなりそんな話に!?」


『それは勿論、相互利益の為じゃ! お主と契約すれば、妾はいつでも美味な物を好きなだけ食せるからのう! ぶっちゃけ、芋や小麦はもう飽きたのじゃ!』


「うおおい! 食べ物目当てで人と契約すんのかっ! ていうか、村の人が厚意で出してる捧げ物でしょうが! 飽きたとか言うな!」


『ええい、うるさいのじゃ! 厚意なのは分かっとるわ! じゃが、飽きたものは飽きたのじゃ! 仕方なかろう! 妾だって美味い物があるなら美味い物を食したいのじゃ! そんなモン至極当然の欲求であろうが!』


 居直りやがった!


『それに今妾は、『相互利益の為』と言うたであろう! 人の話は最後まで聞くのじゃ! よいか、お主も妾と契約すれば、いい事があるぞ!

 妾は緑と大地を司る精霊ゆえ、魔力を使って大地に干渉すればザルツ山の中のみならず、遠く離れた場所の出来事をこの場にいながら知る事ができるのじゃ! やりようによっては、忌み人を遠ざける事もできるしの! どうじゃ、お得であろう!』


「う、うーーん……。別に遠くの場所の事を知りたい欲求は、今んとこないけど……。でも、忌み人を遠ざけられるってのは、ちょっといいかも……」


 私は少しばかり考え込む。

 うん、やっぱ忌み人避けってのはマジでいいかも。もう二度と、まかり間違っても、王族連中とうちの公爵家の奴らにゃ、絶対会いたくないし。

 まあ、あのお高く留まった連中が、わざわざこんな国境近くの山になんて来る訳ないとは思うが、念には念を入れておいてもいい気がする。


「……。じゃ、じゃあ……私やリトス、それから、ザルツ村の人達に、悪意や敵意がある人達を遠ざける事とか、できる?」


『ふっ。それこそお安い御用なのじゃ! 特定の物や場所、人物に対し、負の感情を向ける者を阻む結界を張れば、それで事足りるからのう! ただし、週イチで妾に貢ぎ物を用意するのじゃぞ! それが結界を張る対価じゃ!』


「分かった。基本的に、私が美味しいって思った物を出すけど、それでいい?」


『うむ。よかろう。ただしその都度、食事系のものを食したいのか、甘い菓子類を食したいのかのリクエストはするからの。

 ――話もまとまった事じゃし、早速巫女として最初の務めを果たしてもらおうか。妾に名を与えよ。その名が妾とお主の魂を繋ぐ糸となり、絆となる。……初めに言っておくが、ポチだのコロだの、そういうペットじみた名を口に出すでないぞ』


「うぐっ。……わ、分かってるわよ。ってか、変な所に気が回るわね……。

 んー、うーーん……。そうだなぁ……。森神様だから……。……森……モーリン……。よし閃いた! モーリンにしよう! ハイ決まり! 異論は認めない! よろしくねモーリン!」


『うむぅ……。なんとも安直なネーミングじゃが……まあよかろう。飼い犬のような名前よりはマシじゃ』


 私が早口に言い切ると、おキツネ様改めモーリンが微妙に嫌そうな顔をした。

 流石精霊、キツネの顔なのに表情が豊かでいらっしゃる。


『では、改めて名乗りを上げよう。妾の名はモーリン。我が巫女プリムローズよ、その身命が尽きる時まで、よく妾に仕えるのじゃぞ』


「はーーい。よろしくおねしゃーっす」


『契約早々かったるさ丸出しの返事をするでないわっ! ……全く、近いうちにこのザルツ山をも巻き込んだ、国ぐるみの波乱が起こるやも知れんというのに……』


「……は? なにそれ?」


『しかと探りを入れた訳ではないゆえ、妾も詳細は分からぬが……微小な土くれの精霊達が、怯えてざわめいているのが聞こえるのじゃ。ここより遠き地にて、大地の穢れが進んでおる、とな。それもどうやら、かなりの広範囲に及んでいるようじゃ』


「大地の穢れ? それってどこの事?」


『まだ、はっきりとは分からぬ。じゃが恐らくは、ここより南に下った先。お主ら人の子が言うレカニス王国の、王都と呼ばれる土地の近辺であろうな。

 大地の穢れが進む場所では、その地に住まう者共の心身もまた、同じく穢れて荒むもの。場合によっては酷い人死にも出よう。――我が巫女よ、これより先は何が起こるか分からぬゆえ、警戒を厳にするよう村の長に伝えるのじゃ。よいな』


 先程までとは打って変わって、とても真剣で重みのあるモーリンの言葉に、私もまた真剣な面持ちで、「はい」と短く答えてうなづく。

 トリアとゼクスは、話が難し過ぎてついて来れないのか、さっきから身を寄せ合って黙り込んだままだ。


 とにかく、今は一刻も早くトーマスさん家に行って、モーリンが言ってる事を伝えなきゃならないが――

 こっから村まで、どうやって戻ればいいんですかね?



 正直な所、崖から落ちたせいで、どうやって村まで戻っていいやら分からなかった私達だが、モーリンのお陰ですぐに戻る事ができた。

 崖の側に生えてる木々や土なんかを操作して、崖を上がる階段作ってくれたのだ。

 流石は緑と大地の精霊、とでも言うべきか。


 少しばかり癪だけど、今後はちゃんと敬おうと思う。

 露骨にへりくだるのは嫌だけど。

 そんな事を思いながら、ちまいモーリンを肩に乗せたまま村に入って道を駆け、私達は息を切らしながらトーマスさん家に突撃した。


「こんにちはー! ばあちゃんいるー!?」


「大変大変! 森神様がプリムを巫女様に選んだの!」


「いきなりごめんライラさん! 緊急事態なの! トーマスさん呼んで!」


『その通りじゃ! 村長むらおさを呼べーいっ!』


「ええっ!? あ、あらあら……っ、まあ、どうしましょう! 本当に森神様なの……!?」


 家の中の細々とした仕事をしていたライラさんは、いきなり口々に色んな事を叫びながら家に駆け込んで来た私達や、私の肩に乗っかってるモーリンを見て、腰を抜かさんばかりに驚いていたが、すぐに気を取り直し、「ちょっと待っててちょうだい!」と言い残して、家の裏手へ走っていく。

 もういいお歳なのに、心臓に悪い真似して本当にごめんなさい、ライラさん。




 ありがたい事に、ライラさんは私の言葉を即座に信じ(喋るモーリンの姿を直に見たせいもあると思うが)、家の裏手で畑仕事をしていたトーマスさんを引っ張って来てくれた。

 そしてライラさん含め、私はトーマスさんについさっきの出来事と、モーリンの発言を掻い摘んで説明する。


 ちなみに、次期村長とも言うべき立場にあるジェスさんだが、なんと彼、猟師会の訓練場に行っていて不在らしい。

 ライラさん曰く、今日になって突然、いずれ村を守っていく身として、今からでもある程度身体を鍛えて力をつけておきたい、とか言い出して、家を飛び出して行ったらしいが……。

 うーん。なんかそぐわないなぁ。


 どっちかというとジェスさんって、前線で戦う肉体労働派じゃなくて、後衛で策を練る頭脳労働派な感じがするしさ。もしかしなくてもあの人、嫁探しの為に新たなモテ路線を模索しようとしてるだけなんじゃ……。


 いや、今はその話は脇に置いておこう。

 案の定トーマスさんも、ジェスさんの話は完全にスルーして、難しい顔で顎をさすっている。


「……むう……。大地の穢れ、か……。なんにしても、早期にご神託を賜りました事、心よりお礼申し上げます。森神様」


『なに、そう畏まらずともよい。お主ら村の住人も、妾にとっては庇護すべき山に生きる命ゆえ、当然の事をしたまでじゃ』


 ライラさんが、取り急ぎ引っ張り出しテーブルの上に置いた、厚めのクッションに悠々と鎮座し、そうのたまう森神様ことモーリン。

 控えめな発言とは裏腹に、めっちゃ偉そうな態度でいらっしゃいます。


「しかし、まさかプリムが巫女に選ばれるとは。……いや、片眼の色が金に染まるほどの強大な魔力といい、生まれながらに有するスキルの力と言い、存外必然だったのかも知れんな……」


『うむ。お主の言う通りじゃ。こやつは妾の巫女として相応しい力を持っておる。

 それに、知性の方もなかなか素晴らしいのじゃ。この齢からすれば天才的と呼んでもよかろう。まあ、大人になったらただの人、という可能性も大いにあるがのう』


「ほっといて。つかあんたは、私を褒めたいのか貶したいのかどっちなのよ」


『細かい事を気にするでない。今はそれより、眼前にある危機の話を進めようぞ。

 村長の様子から察するに、なにか穢れに関する事柄を知っているのではないか?』


「はい。実は――」


 トーマスさんがジェスさんから伝え聞いた、例のザクロ風邪の話を詳しく説明する。

 ついでに、今この場に同席しているトリアとゼクスにも、ザクロ風邪の話を聞かせるつもりだったようで、比較的分かりやすい言葉を選んで使うトーマスさん。

 話を聞き、ザクロ風邪の恐ろしさを知ったトリアとゼクスは、強張った顔で互いに身を寄せ合っている。

 仲いいよな、この2人。


『……成程。ザクロ風邪か。体力のない者にとっては死病にも等しい病よの。防ぐ手立てなどは考えておるのか?』


「……いいえ。村の外から来た者と接する時には距離を取ったり、その後に手洗いやうがいを徹底するなどの、消極的な対策しか取れておりません。

 息子が聞き及んだ話によれば、今年の夏に王都で、注射器で投与するタイプの、ザクロ風邪の予防薬が完成したらしいのですが……そのような新薬がこの村にまで届く訳もなし。内心、いつザクロ風邪が入り込んでくるかと、恐々としている有り様です」


 トーマスさんが苦い表情で言う。


『そうか。ではプリム、我が巫女よ。お主がその予防薬とやらを出すのだ』


「へ?」


 ちょっと待て。

 いきなり何を言い出すんだこのおキツネ様は。

 前世が元ヤンだった女に、そんな薬の知識なんてあるわきゃないでしょうが!


『なに間の抜けたキョトン顔をしておるのじゃ。よう思い出すがいい。お主の持つ神のスキル『強欲』の権能を』


「え? ええっと……私のスキル『強欲』は、望んだ物を何でも出せる力……よね」


『それだけではあるまい。スキルの権能を十全に用いれば、望んだ『物』だけでなく、望んだ『知識』も手にできるはずじゃ』


「あっ!」


 モーリンに指摘され、私は思わず声を上げた。

 そうか! そのテがあったか!

 私がスキルの権能を使って、ザクロ風邪の知識と薬の知識を手に入れれば、予防薬のイメージもお手の物! 普通に出せるようになるじゃん!


 しかも、トーマスさんの話じゃ注射器使った投薬治療も当たり前みたいだし、こいつぁ更に話が早い!

 すげぇ! これぞまさしく神からもたらされた天啓だ!


「ありがとうモーリン! さっすが山の守護神様よね! その発想、頭から抜けてた! お見事!」


『フフン、そうじゃろそうじゃろ! それでこそ我が巫女! 色々と分かっておるわ! というか、もういっそこの場でやってみせい!』


「よっしゃあ! プリム、いっきまーす!」


 私とモーリンは、ポカンとしているトーマスさん達を置き去りに、勝手にテンション上げて盛り上がる。

 しまいには、マジでその場でスキルを使い、ザクロ風邪の予防薬を出せるか模索してみた所――


 予防薬どころか治療薬まで出せちゃいました。

 ていうか、完治後に残ったあばたを消す薬まで出せちゃったさ!

 当然、感染経路とか潜伏期間とか、予防対策の情報とかも丸分かり!


 すげぇなスキル『強欲』! チートもここまで来ると笑えてくる! いや、もう笑うしかない!

 ククク、もはやザクロ風邪なんて微塵も怖くねえぜ!

 どっからでもかかって来いやぁ!


 あまりの事に驚いて、お口をあんぐり開けて茫然としてるトーマスさん達を置き去りに、私はハイテンションで大はしゃぎする。


 てな訳で、村で使う予防薬と、予防接種用の注射器並びに治療薬、あばた消しを、余剰分含めてその場にドンと出した私は、上がりにアガッたテンションに任せ、他の対策も進める事にした。

 つまり、村がロックダウンに陥った際に必須となる、食料品などを含めた各種備蓄の用意である。


 そこまでやる必要あるのかって?

 ええありますとも。

 だって昔の人は言いました。

 『備えあれば患いなし』、と!



 自分で言うのもなんだけど、私はめっちゃ張り切っていた。

 この山に、リトス共々身一つで放り出されてからひと月以上。

 ザルツ村の人達と積極的に関わるようになってからは数週間。


 大した時間は過ごしてないが、私はトーマスさん達含めた、この村の人達がすっかり好きになっていた。だから、村の為にできる事があるなら何でもやろう、という気持ちになっていたのだ。

 なんの為に得たんだか知らないが、折角持って生まれたドチート能力、こういう時に使わずいつ使う!


 そんなこんなで私はまず、トーマスさん家の畑がある家の裏手に案内してもらい、今後も開墾の予定がない場所の木々、およそ30本以上をスキルでまるっと消して、出来た空き地にでっかい備蓄倉庫をドカンと出した。


 それから続いて、全粒粉の入った大袋、干し肉含めた乾物類、野菜の塩漬け、果物の砂糖漬け、魚介の油漬けを瓶に詰めた保存食などをバンバン出し続けていた所、不意にクラッときて――急に立ってられなくなってぶっ倒れました。


 もしかして、これって世間一般で言う所の魔力切れ?

 いい歳して調子に乗るからこういう事になるんだよね。

 ああ、これ後で絶対怒られるやつ……。


 絶え間なく頭を殴り付けられてるみたいな酷い頭痛の中、トーマスさん達の焦った声や悲鳴を聞きながら、私は意識を手放した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る