囁き・16
よくお似合いですよ……ですって?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ダイヤモンド・ルビー・サファイア……なんだかこの世界の女性達は宝石なんてものに目を、心を奪われているけれど、これって、ただの鉱石じゃない。
まぁ、輝きが綺麗なのよね……でも、それだけのこと……あなた達が
想像が難しいかしら……大きさ的にはゴルフボールくらいで、ブリリアントカット? されたものが100キログラムっていう事になるかしらね……それと、私達が成人した時の資産が10000パラアータル・マネリアルだから、これらの石の価値は自分で計算してね。
もっと言うと、鉱石惑星なんて、エターナリンク星系同盟連邦では、いくらでも存在しているわ……
しかも、惑星の大きさは、ほぼ全て地球の倍以上の大きさよ。私の
10光年なんて、パーソナル・シャトライナーなら、ほんの数分で往復可能なのよ。もちろん、それらの惑星に人は住んでいないわ……いわゆる鑑賞惑星ね。
そんな鉱石を宝飾品として価値を
でも、私が元の世界に戻れて、この地球とを行き来可能になれば、鉱石を売って
いいえ、その前に
えっ? いかがですかですって? そうね、それじゃぁこの
なにかしら? はぁ、彼女にプロポーズする為に婚約指輪を買いにきたけれど、1カラットのダイヤモンドリングと0.8カラットのリングで迷っているですって? 同じ女性の立場で喜ばれるのは、どちらか聞きたい? あら、ちょっとの違いでこんなに値段が変わるのね。
そうね、婚約とか結婚とか、よくわからないけれど、今後の事も考えて、小さな方でもいいんじゃないかしら……輝きは同じなんだし……愛の大きさと輝きは、こんな鉱石では満たされないものなのよ。
そう……参考になりました……それは良かったわ。これからフラッシュモブでサプライズプロポーズをするですって? ちょっとなに言っているのかわからないけれど、お幸せにね。
それにしても、この地球の人間達の愛の表現は、変わっているわね。
そうね、せっかくだからこのネックレス、着けていくわ……ま、まぁ、地球産の
さぁこの次も、この世界のダメなところ
あなたのそばで……
囁いて……ア・ゲ・ル♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます