白輝伝・出会い / らくしゅ 様
作品名:白輝伝・出会い
作者名:らくしゅ
URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330657014829281
ジャンル:歴史・時代・伝奇
コメント記入年月日:2023年9月30日
以下、コメント全文。
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
一通り拝読致しましたので、批評に入っていきます。
まずは良かった点から。大まかな物語としては、綺麗に締め括られていた印象です。展開の予想は容易であれど、やはり王道に勝るものはないのかと認識させられました。特に後半の数話は物語が大きく進み、作品に躍動感が生まれていたのではないでしょうか。哀愁が漂いつつも、救いのある終わり方だったのは評価できる点だと思います。
しかしながら、その他の点は少なからず読書の妨げになりました。
企画要項に従って読了しましたが、読み進めるのにはかなりの苦痛を伴いました。その最大の要因は、文章表現の粗さです。描写不足、言葉遣いや単語選びが不自然なところに始まり、読点と中点の混在や不必要な長文といった書式の乱れが多数。正直に白状しますが、企画でなければ一話の段階で読むのをやめるレベルです。小説ではなく、思いついたことを書き殴ったメモを読まされている気分でした。
自己満足や記録として残すならまだしも、他人に自作品を読ませるならば、可能な限り内容を精査して推敲を重ねるべきです。本作にはそうした形跡がほとんど認められません。終盤まで足踏みが続く冗長な物語が、それに拍車をかけていたのも事実かと思います。おそらくはシリーズ化を狙った構想なのでしょうが、まずは短編として話をまとめることが先です。不要な設定や描写、物語を除きながら、作品の本筋を書き起こすことを意識してください。群像劇や長編化を狙うのは、そのあとの話です。
現段階ではこの完成度というだけで、改善は十分に見込めます。よりコンパクトに必要最低限の内容に作品をまとめることができれば、ここで私が述べた内容も変わることと思います。あとは小説をたくさん読んでみてください。洗練された文章を読み込み、それを自分のものにしてみましょう。最初は模倣するだけでも十分です。より完成度の高い作品を作ることを望まれるのならば、取り入れて損はしない執筆の練習法です。
以上になります。
述べたことが少しでもお役に立ったのなら幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます