【火曜日 08:14】マンションが隣の幼馴染はすっごく幸せそうで、一方俺は虐待されている。
少し復活したエアコン
第1話
隣の家は幸せそうだ。
クリスマスもお正月、ハロウィン、季節ごとの飾りはしてあり、車もある。しかもペットも飼ってるし、大きな庭もある。
対して俺の家はオンボロで、常にタバコ臭く、
「おい、さっさとゴム買ってこい!!」
さらには俺をパシるしまつ。
ーーー
外に出ると、隣の家の庭から楽しそうな声が聞こえてくる。
「お兄ちゃん!!いくよ!」
「おう!!」
同い年のヒロとその妹の夏だ。
きっとバトミントンでもしているのだろう。
「あ、優じゃん」
「どうも」
ヒロの姉の春
「アンタ、またパシらてるの?」
「はい、」
「いい加減、親と離れようとしなさいよ」
「出来たらそうしてますよ」
親戚もクソばかりで俺には道がない。
「・・・まぁそうよね」
そもそも、の話。実際虐待とかは、近所の人はそれを訴える義務がある・・・
ほんと理不尽だよな。
「アンタを見てると、私達はすごく幸せって感じがする。」
・・・
「いつかは、優も幸せになりなさいよ」
もう俺は16歳。この16年間も失っておいて、今更幸せを得るのも理不尽な話だ。
この姉妹も、ヒロもきっと何もしなくても、幸せになれるし、対して俺はこんな外に行かされて怒鳴られながら、必死に勉強して幸せにならないといけない努力もしないといけない。
どうしてここまで、生まれ、親ガチャは理不尽に違うのだろうか。
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