第2話

俺は思い出す。


このゆうきの記憶とこのゲームの知識を


いや、男だよね。


「ど、どうして、急に、つか髪も伸びてるぞ!!」


「ほ、ほんとだ!!」


横にめちゃくちゃサラサラヘアーが伸びている。


俺はとりあえず、マイベビィの辺りを触る。


「・・あ・・・ある?」


ヒロは深刻な声で聞いて来る。


「・・・ない」


「・・・そうか。」


「うん」


「とりあえず、そのおっぱい触ってもいい?」


「・・・いいよ。別に」


そうして、ヒロは俺の胸を触る。


「気持ちいい?」

俺はヒロに聞く。


「うん、まるでプリンを触って居るようだ。でゆうきは気持ちいいの?」


「うんうん、気持ちよくないよ。あと絶賛・・・どうしよう。お困り中でございます」


「そうか、これで一つの謎は解けたな」


「うん、俺も身を挺して分かった。けど、もっと色んな謎は深まるばかりだよ」


ヒロは知らない。


俺もヒロは本当は攻略対象だ。


そして、このあと俺は主人公ちゃんが転校して来て、俺たちはその主人公ちゃんを取り合うことになるんだけど、もうすでに俺が脱落したんだけど。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る