困っていた女の子を助けたときに「名乗るほどのものではありませんよ」といって立ち去ったら一躍有名人になってたことを知った俺はやっぱり名乗っておけばよかったと後悔してます

青甘(あおあま)

プロローグ 後悔先に立たず

 俺は学校が終わり家へと帰る。道すがらあたりを見渡せば掲示板などにはある張り紙がある。

それはある1人を探すためのものだ。


その男を見つけた人には1千万、その男には1億払うということが長々と綴られている


 まあ夢がある話だろう。誰もがその男を見つけたい、またはその男に成り代わられるのではないかと思うほどだと思う。まあ、そんなことをしてもすぐバレると思うが・・・

俺はため息をつきながら重たい足を動かして行く





(はあ、なんであの時名乗らなかったんだろう)

少年の胸にあるのはただ一つ、あの時の自分への後悔だけである。

(ちゃんと名前の一つでも言ってたらあの1億は俺のものだったのに)

その主人公らしからぬことを考えているが一応主人公ではある。

(その男の特徴、なぜ探しているかなど事細かに読んでも探しているであろう人物は俺だと分かってるのに)



少年はこの世の終わりかのような面持ちでゆっくりと歩く





***

初めまして青甘(あおあま)です

こちらの作品はカクヨムコンテストのために執筆していきます

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る