第14詠

師走の暮れに観るテレビ 妻は笑いし私は嘆く


テレビを観て笑う妻。私は障碍者として、表面上は笑うが内心は笑っていない。愚作しかできない私に、生活の糧は妻が稼いでいる。


私が悩む理由はそこにある。底辺だけにそこ(底)にいる自分が歯痒い。


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