俳句151~200

俳句151:色鳥と小指の爪の淡き青

色鳥と小指の爪の淡き青

いろどりとこゆびのつめのあわきあお


季語:色鳥



 俳句ポストの中上級者部門に応募した句で、結果は並選。


 投句は少し前になるので、今見直すとマズい点が幾つか。ただ、凡人発想や類想とならない為の、少しではあるが気付きのあった句。上五の「と」で、季語と並列にしたのは悪かった。


 ちなみに8割ほどが「並選」となり、並選の下には「類想」があり、他にも類想の凡人ワードや発想が解説されている。結果は並選たが、凡人ワードは回避しているのが進歩だろう。


 季語の「色鳥」と、取り合わせる「残りの音数」。「色鳥」の持つイメージと、別の「似たイメージ」・「近いイメージ」・「相対するイメージ」を持ってくる。考え方の取っ掛かりが、何となくではあるが掴めたような気がした句。



【追記】

 これも大分ボツ句があり、「色鳥の四原色の世界かな」は少し悩んだ句。人間は三原色で、鳥は四原色と、見る色が変わる。人が見て綺麗だと感じるものは、鳥では少し違う。もっと綺麗なのか、情熱的なのか? 見えているだけの世界で、判断することは出来ない。


※カクコンの章は、非公開にする予定。

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