カク32:風花は天から吐くも消ゆる呪詛

風花は天から吐くも消ゆる呪詛

かざはなはてんからはくもきゆるじゅそ


季語:風花



 推敲を繰り返し、迷走した結果にボツとした句。


 俳句とする以上、やはり脱凡したい。季語からの「一物仕立て」の型と、全く関係ないフレーズの「取り合わせ」の型。


 「一物仕立て」はストーリーを作りやすいが、小説っぽくなり凡人へ。「取り合わせ」は俳句っぽくなるが、ストーリーとしては意味不明になる。


 その結果、気付けば逆張りするという暴挙。


 「空から降る」と「天から吐く」、「儚い」と「呪詛」。もう何が何だか分からないのでボツ句。後で見返すと、閃くことあるのだろうか?

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