夜を吸い薄き年輪氷柱かな

よるをすいうすきねんりんつららかな

季語：氷柱

　氷柱にも年輪があるらしい。雪が溶け、氷柱へと集まり、再び凍ることで大きくなる。

　氷柱の出来かたも、時代によって変わる。断熱材も優秀になってきているので、家の熱が放出され、屋根雪を溶かすことは少ないのかもしれない。

　そうなれば、夜に成長する氷柱と増した年輪は、薄いものなのかもしれない。また、年輪の数を調べれば、氷柱の成長過程や、宿る家のことも分かるのかもしれない。

　氷柱の年輪を簡単に見る方法があれば、色々な個性があるのだろう。

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