俳句28:銀漢の一つに立つを知りにけり(ボツ)

銀漢の一つに立つを知りにけり


季語:銀漢


 これは二十句から外した句になります。


 思いを馳せていた星々も、今立っているこの場所も、天の川銀河の一つの星でしかない。宇宙や科学を知り、少しずつ世界観を変えながら大人になってゆく。

 願い事は叶わないと知り、短冊を書くこともない。ただのイベントとなってしまった七夕。そこまでしか、表現出来ませんでした。


 書きたかったのは、大人となり、子を持つ親となり、再び短冊を書く機会が訪れる。その時に手にしたものは、成長を意味する青の短冊。そこに書いた願いは、何なのでしょうか? 子供の成長を願うもの、それとも大黒柱となった自身への決意表明でしょうか。


銀漢の一つに立つを知りて尚笹に飾りし青の短冊

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