チャプター3【二人共々2】

チャプター3【二人共々2】


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 注意喚起…かなりの性的残虐表現があります。苦手な方はお読みいただくのを控えてください。また表現に対してのご自身の心身の影響に関して責任は負いません。自己責任でお願いします。

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 ――数時間後。


 地に溜まった血液が固まりかけた頃、遙は目を覚ました。



「…ッ。…いったぁ〜…」


 後頭部を押さえて、ふらつきながら立ち上がる遙。


「もう何。アイツ最悪なんだけどッ? …って、頭痛い……」

 言いつつ遙は自身の後頭部を撫でてみる。指先に、ぬるりとした感触がしてそれが何なのか指先を見れば、

「ハァッ?! …ぇ、なにこれ。これ…、血…?」



「ーーそう。それはお前の体液だ」

「…誰ッ?!」


 突如聞こえた低い声に、びっくりして肩を震わす遙。



「その遊具に頭をぶつけた衝撃で気を失い、頭部から出血をした」


「…な…、アンタ誰……ってか、アンタ…スクールカウンセラーの……?」


 遙は目を瞬き今の状況を把握出来ていないように呆然として呟いた。



「まだ生きてるのは少し誤算だ。ーー成程。お前達は案外タフなのだな」


 意外と言った表情で呟く、突如現れた男はシンで、呈党学園のスクールカウンセラー代行として入ってきた男性だった。



「…ちょっとッ。さっきから何なの?!」

 先程から自分を無視しているように思えるシンに苛立った遙は、

「血が出てるって分かってんなら助けなさいよ! アンタ、カウンセラーなんでしょ?!」



「ーー五月蝿い」

「……ッ!」


 シンが無表情に遙を一瞥し端的に告げると、その得体の知れない恐怖に慄いた遙はびくりっと肩を竦ませた。



「…性欲まみれの汚い糞ガキを助ける義理など俺には無い」

「ー…なッ?!」


 侮辱とも取れるシンの言葉に遙は表情を憎らしげに歪ませた。


「何なのッ、アンタ一体ッ!! 何しに……ッ?! …ぁッ?」


 捲し立てる遙の表情が急に一変した。


「…な、なに…? か、身体が……ッ?!」


 焦った悲鳴をあげる遙。


 遙の身体は、突然にして地上から数メートル離れた宙に浮いてしまう。そのまま四肢が大の字のように貼り付けられたようになった。


「…やだッ、なにちょっとやめて……ッ、……んあ……ッ?!」


 身動き取れないまま宙に浮く遙は声だけが恐怖と悲鳴に満ちていたがそれは唐突に快楽の声に変わった。


 人の指と思われるものが遙の膣内に侵入し内壁を擦り上げる。


「…ぁ、ああ、ん……ッ、い、いや……そんなトコロ擦っちゃ……ッ」


 膣奥に感じる快楽に身をのけ反らせる遙だが、手足や腰は固定されたまま動かす事が出来なかった。



「…ふ、ふふふふ。お前にはそうだなぁ」


 快楽に身を捩らせる遙を地上から愉快そうに見上げるシン。


「『快楽死』ってのはどうだ?」


 言って、シンは指をぱちんっと打ち鳴らす。それと同時に遙の眼前にある物体が出現した。


「ー…ひっ……!」


 その物体を目に遙は瞳を見開き、表情が恐怖の色で凍りついた。物体は――直径五センチ、全長二十センチ余りの赤く充血した男性器(ディルド)そのものだった。



「さぁ、思う存分。死しても永劫ーーお前は大好きな性快楽へと身を委ねるがいい」


 シンがそう言うと熱りたつディルドは一直線に遙の膣口に突き刺さった。



「…ぁうあァァーーッ!!」


 絶叫とも取れる遙の悲鳴が公園内に木霊した。


 遙の膣内(ナカ)でディルドが激しくピストン運動を繰り返す。


「…ぃひいィィ〜ッ! 痛い痛いいたいッ! やめてぇ! いたいッ、き…ッ、気持ち……ッ、…いいィィ〜……ッ」


 痛覚と快楽が入り混じった叫びと共に、遙の眼球からは涙が流れ口からはだらしなく涎を滴らせた。


 次第にディルドは遙の膣内から胎内へと侵入し、

「…ぁがッ!」

 と、くぐもった呻きを発して口端から赤い液体を吹き出させた。


 ガクンっと首が項垂れ、遙の膣口からは地に向かって血が流れ落ちる。小刻みに痙攣していた四肢は静かに動きを停止した。



「ふん…。漸く逝ったか。領域を隔離しておいて正解だったな」

 シンは、遙だった人形(ひとがた)を蔑むように一瞥する。


「先ずは一人目か」


 そう言うと微かに笑みを浮かべその場を後にした。


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