見下されていた俺が魔法を使ってイケメンになり，見下していた奴らに復讐する

第1話

俺は太っている。

おまけに若ハゲしていて、顔はニキビだらけである。

そんな俺には特技がない。

勉強もできないしスポーツも全然ダメ。友達もいないからひとりで弁当を食べている。

「あー，手が滑っちゃった」

今日も安藤ナナミが、俺の弁当に土を入れてくる。

中山くんごめんねと舌を出しているもの、目は完全に馬鹿にして笑っていた。

他の奴らもみんなくすくすと笑っている。

俺は家に帰ってきて母親に勉強しなさいあなたの取り柄はそれだけなんだからと言われる。

ベッドに伏せる。

泣いた。

どうしてこんなことばかりが続くのだろう。

その時はわかっていなかった。

明日魔法が使えるようになるなんて。