第13話 親方、空からおねえさんが!
ふよふよと全裸で大空を飛び、お尻で陽の温かさ
股間がぷるぷると風をかんじる、それがこのボク、サキュアくん。
いい天気~~~~~。
青い空、白い雲、温かい陽射しに高いビル。
そして親方、空からおねえさんが!ナイスキャッチ。
毎度の暗い気配を感じてました。
うわ、髪がボッサボサで目の下がすっげぇクマ。
こっちの世界のこともそこそこにわかってきてます。
SNSとかやだ怖とかブラック掲示板とかも巡回中。
そこだけは向こうの女神さまも見たくないそうでボクの目を通して様子をみるのを
解除してるそうです。
自分は基本、淫魔の悪魔なのでそっち方面は問題なし。
で、キャッチしたおねえさんを自宅におもちかえり~~~。
疲れ果てて見るからに衰弱してるから回復魔法をかけておきましょう。
しばらくゆっくり寝てるがよい。
夢の中?おねえさんの?? 無だったよ。無。
もう思考とか夢とかのレベルじゃなくてなんもなかった。
限界だったんだろうねー、夢を見るHPもMPもない感じ。
で、回復魔法が効いたのか翌日に目をさましたおねえさん。
ボクからの事情説明、現状説明、とりあえず食事と休憩。
ほらほら、ゲームでもどう?あ、これ好きなの??じゃあどうぞどうぞ。
2時間くらい一緒にあそんだらおねえさんからの経緯をぽつぽつ教えてくれました。
ここ半年くらい家にもかえれず仕事で疲れ切っていた上、上司にミスで仕事の過失を
なすりつけられてそのまま屋上からダイブしたらしい。
みんなゾンビみたいに?なに上司さんネクロマンサーなの?
デスマーチ?死への行進?その人ってリッチロードかなんか?
あ、このビルに双方がいるうちはボクの存在も認識できるよ。
でなきゃニャムゾーンの荷物とか受け取れないから。
せっかく起きてる人だから二人で直接リフレッシュしましょうか!
ねぇ、おねえさん。
ボクは全裸でお姉さんに抱きつきます。淫魔ですし。
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