第4話未来へと続く蝦夷菊

(イッチはノリで話してます。深い事は考えてません、取り敢えず格好付けて話してます)


駄文でした

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「げぇーっ!何でそんな強いんだよ!」


「ハッハッハッァ!某はそれなりに個のげ〜むを嗜んでおるのでな!」


オレは何時もの様に学校をサボり先ぱ…アリカゲと某格闘ゲームをゲーセンで遊んでいた。


「ハァ〜……少しは後輩に手加減しろよ…だからモテ無いんだよ!!!」


「それは聞き捨てならんでござるよ!!!某はすーぱーえりーと☆でござる!今はモテ期が遅れてるだけでござる!」


「へいへい」


様にアリカゲと言葉を交わす

この反応が好きで良くオレは誂っている


「あー…アリカゲ…ってさ…」


「何でござるか?」


「生き……いや何でもない」


オレは今何て言おうとした?何で今かなんて聞こうとしたんだ…?疲れてんのかな…

たっく…こいつが居ないせいで仕事が増えて疲れてんだな…後で奢らせてやる


◆◆◆


その後二人で新しく出来たショッピングモールを彷徨いた。


 アリカゲが変なサングラスを掛けてたり一緒に変な色した飲み物を屋台で買って不味かったからアリカゲに押し付けてアリカゲが吐いたり…楽しい筈なのに何でこんなに…胸が苦しいんだ?


「……どうしたでござるか?」


アリカゲが心配そうにオレの顔を覗き込んでくる

いっつもそうだ、いっつも人を優先して自分がどれだけ傷付いても誰かの為ならいつも笑顔あれ…?なんで…?



 何でか視界がぼやけるクッソ…何だよコレ…

オレは目元を乱暴に拭くと手に何か生温いもので手が濡れる。


「ライカ殿」


オレはふと聞こえた声でハッとするそしてオレは目に入った光景に啞然とした。

いつも『武士もののふ足るモノ!物は大切に扱うでござる!』とかいって仕事中も道具の手入れをしていたアリカゲはボロボロの鎧にヒビ割れた面頬を付けたアリカゲがいた。

 気が付けばオレ達はショッピングモールじゃない場所いた。


「アリカゲ…っ…」


分かってたんだ…もうアイツは居ない事位…でも認めたく無かったんだ…認めたら本当に消えてしまうと思って…アリカゲは少しの間を置いてから


「某はライカ殿に一つ謝らなくてはいけないでござる…申し訳ないでござる約束を守れなくて…」


そう言ってアイツは頭を下げる

覚えてたのかよ…あれ……


「ば、馬鹿だなー!お前!あ…あんなの言葉の綾に決まってんだろ!」


…また素直になれなかった…いっつもそうだオレはそうやって人を突き放すだから…オレはっ


オレはいきなりアリカゲに頭を撫でられる


「な、何すんだよ!!!」


「可愛いでござるな〜!この〜ォ!」


そう言ってオレの頭をワシワシと撫でる


「や、やめっ…髪がグチャグチャになるからや、やめろって!」


オレはアリカゲの手をどかそうとするが体格のせいか上手く抵抗出来ず頭をワシャワシャされる。

でもオレは一つ言いたかった


「お、お前は…オレのせいで!だからっ…」


「ライカ殿、某は別に少〜しも恨みなんて無いでござるよ」


分かってたんだ…アリカゲは恨まない事位…恨んでくれていたほうが気持ちが楽だった…だから…オレは…


「…でも此方に来ようとした事は許さないでござるよ」


そうアリカゲが言うとオレの頬を摘んでいつもみたいにモチモチと引っ張る


「ライカ殿までこちらに来てしまったらココア殿はどうなるでござるか」


「っ!」


盲点だったココアの事を忘れていた…オレは…


「そーやってすぐ辛辣な顔に成るのはライ殿の悪いクセでござるよ!それに睡眠薬の大量摂取は良くないでござる!」


「……オレはもう…」


そうだオレは…寝る前に致死量を超える睡眠薬を接種しただからオレは…もう…


「だから帰るでござるココア殿が心配してるでござるよ」


「え?」


何を言っているのか理解出来なかった既にオレは死んでいる筈なのに


「死んで無いでござるよそれに某が死なせないでござるよ」


嘘に決まってるオレは確かに致死量を遥かに超える量を…


「なぜ確実に死ねるか分からないモノを使ったのでござるか?」


分かってる怖いんだオレは…死ぬのが…オレは…中途半端なんだ、だから


「中途半端で良いでござるよ中途半端ということはまだ成長出来ると言うことでござる!」


そう言ってアリカゲはサムズアップする

…ばかじゃねえの?


「馬鹿で良いでござるよ」


アリカゲはオレ何かを差し出す


「これ…」


いつもアリカゲが大事にしていた小刀だった


「あげるでござる、その子を未来さきに連れてって欲しいでござるよ」


「さきに…?」


目から涙が溢れて止まらない、止めようとすると余計に溢れてきてしまう


「楽しかったでござるよ!あんまり早く此方来たら追い返すでござる!」


何が…追い返すだ…


「……ばーか…」


オレは震える声で返事を返えした



◆◆◆



「…_…カ_ちゃ_…ライカちゃん!!!」


オレは目覚めると病室のベットの上にいた。そして横には今にも泣きそうなココアがいた


「ばかばかばかっ!」


ココアはオレが目覚めたと分かるとポコポコと叩く


「私を一人にしないでよ…」


涙で顔を赤く腫らしながらオレに抱きつく


「ごめん…」


「う〜っう!今日はもうこのまま離れません!」


ココアが変なこと言ってるけどまぁ無視しよ

抱きつかれて暑苦しくて少し動いたら布団の中で何かが手に当たった


「…?」


オレが少しココアを退けてそれを布団の中から出すとそれは…夢の中でアリカゲから貰った小刀だった

丁寧に鞘も付いている。


「え!?なんで布団の中に短刀が!?」


なんかオレに抱きついてる奴が騒いでるけどほっとこ…


小刀を鞘から抜くと刀身に文字が刻まれていた


    拉麺つけ麺僕イケメンと

















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