独奏の終わり
「魔力量が120万まで下がってる」
(流石に悪魔の力に肉体が体きれなくなったのか?)
カエデはレラジェの異変からそう考えた
「お母さんどうなって、、、」
「わからないけど、、、これならあのとんでも光斬撃じゃなくても行けるかもしれない、、、今出せる最大火力の技って何?」
カエデがそう聞くと
「サタナエルメアリーっていうただ単純な全身全霊の魔力斬撃」
アリアはそう答えた
「了解、、、全身全霊でやれば行けるはず。私の合図で同時にやる、、、魔力の使用は最低限に」
「うん!」
2人の最後の作戦が決まると同時に
「j.kjdvdlvb,nSNDlcnxK」
レラジェが襲いかかってきた
「大和乱舞!」
ドカン!
「アヤメカグラ!」
ズバン!
カエデの連撃がレラジェにクリティカルヒットする しかし
「ぁいんv、jcんz。」
漆黒に染まった鞭の槍がカエデに襲い掛かる
「っ!」
アリアは時を止めようとする
「いい!」
「ぇっ?!」
しかしカエデはそれを拒否して
「はぁ!!」
グサッ!
「あ!!」
そのまま鞭に横腹を貫かれた
スパン
レラジェの右腕が切り落とされた
「これで鞭は使えない!」
カエデは肉を斬れせて骨を断つを実践した そしてその効果は大きかった
「aovkfnbva, n, kjadhvli」
レラジェはまともな攻撃手段が矢だけになった
そして
「アリア!私が9割切り落とす!ここで決める!」
意識が崩壊しているレラジェの乱雑な矢であれば対処できる
「「はぁ!!!」」
2人は跳んでくる矢を切り落として前に進んで行く
「fdsjん;©んd」
「「っ!」」
((再生させて右腕に魔力を溜めてる!))
レラジェの最後の攻撃であろう一撃
それを2人は
「「はぁ!!」」
バキン!!
魔力無しの単純な剣の勝負を挑んだ
そんな方法は100人居れば99人が愚行というだろう しかし大昔1人の少年はこう言った
{「魂の一撃だ!!!!」}
ガキン!!
レラジェは押し返された そしてそれは致命的な隙であった
「院長!これで、、、トドメです!」
「サタナエル・メリー!」
「アヤメカグラ!!!」
ズバン!!!!
眼に花の刻印が浮かんだアリアとカエデがレラジェを切り裂いた
「アリア、、、愛してるわ」
「え?」
そんな声と共にレラジェの肉体は灰となるのであった
「・・・ということです。アリア様」
女吸血鬼が水晶にそう言うと
{なるほどね。今回ばかりは少し本腰を入れて対応しないとね}
水晶の奥にいる幼い少女はそう返した
{ひとまずその場にいる司教はフェルトが処理しておいて頂戴}
「了解しました」
{それじゃ、終わったら一回休暇ってことでエモクロアに戻りなさい}
「はい」
そうして通信は終わった
「さて、どう司教を処理す、、、は?」
フェルトは目を疑った
「院長、、、最後に」
「、、、結局あの人は母親だったのね」
(攻撃も少しだけだけどアリアに向けての攻撃は手心があった)
「魔教司教の愛も
カエデは気まずそうにそう呟くのであった
「さて」
しかしカエデに休みはまだ来ない
「おい?!レラジェ様本当に死んだんじゃないか?!」
「というか、、、あの2人の目」
「勇者の紋章?!」
周囲にはまだ多数の魔教司教が居るのだ
(アリアはもう戦えない、、、私も矢傷が酷い。レラジェが死んでも壊死する権能は生きているみたいだし)
カエデは満身創痍の体でアリアを守りながらどうにか生き延びなければならない
「援軍はまだ数時間は掛かる」
(ここまで来るのに騎馬隊でも4時間は掛かる。私の足で2時間。ここでの戦闘やらで30分ちょい、、、あと、1時間半耐久は流石に無理があるな)
カエデは絶望ではない諦めを感じていた
そして
「今の奴らなら我々で勝てる!」
「レラジェ様の敵を!」
魔教司教達もそのことに気が付き襲い掛かってくる
「アリアだけはレラジェの関係で助かるかもな」
カエデがそう言う
「あのアリアとか言うがガキも殺せ!」
「勇者の力に目覚めている時点で大罪だ!!」
「無理みたいだね」
アリアは笑ってそう返しながらふらふらと立ち上がる
「ここを生きて帰ったらお互いのルールに死ぬその時まで足掻くっていうの付け加えるとしようか!」
「いいね!それ!」
そして満身創痍の2人は数十人の魔教司教とぶつか
「「ホーリー・カノン!!」」
ドカン! ドカン! ドカン!
「「がぁー!!」」
「「え?」」
ることは無かった 突如放たれた光の魔法砲によって魔教司教達はダメージを受けた
「今のって、、、神聖術式?」
そうアリアが呟いたと同時にその旗は上がった
「あれって?!」
「バラン大教会の旗、、、なんで」
魔教司教の後ろにいるのは総勢100人越えのセラフ教の司教及び近隣の冒険者達の連合部隊であった
「アリアちゃん達を助けにいくよ!」
「クソ悪魔どもが!!俺達のアイドルに手を出しやがって!!」
そして数日前バランに手紙を届けに行った時に教会で出会った司教2人が先導して魔教司教を殲滅しよう駆け出した
「な、、、なんで、、、早すぎる、、、30分でバランからこの町まで来るなんて、、、ありえない」
カエデは絶句していた
「み、、、んな、、、なんで、、、」
アリアは大粒の涙を流していた
独奏と侍の序章はこうして終幕を迎える
独奏の少女は1人の侍によって二重奏を始め、、、そして最後にセラフ教徒と冒険者
が合わさり四重奏となって演奏された曲の名称を聞かれた吟遊詩人はこう答えた
{勇者集結}
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます