第3話 「レン、たこ焼きのタコの身代わりで死んだら何死?」「はあ!?」


「全く意味が分かんねえんだけど」とレンがキレながら言った。


「いや、分かるだろ。たこ焼きのタコがあるじゃん。あのタコと俺が万が一入れ替わったらさ、たこ焼きの中に俺が入るわけじゃん。そしたら、たこ焼きが焼かれてるうちに、多分俺、熱くて死ぬじゃん。それって何死になるんだ?」


「……」


 レンが冷たい視線を浴びせてくる。


「だって、溺死じゃないじゃん、でも焼死でもないし。何死になるの? アレ」


「そんなことより、グッピーに俺の名前つけんなよ。きめぇ」


「すまん」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る