これは私の大学時代の怖い話です。サークルの新歓飲みの後、友達のAが肝試しを提案し、一緒にいたBとCとD君とE君とFさんとG君とH君とIさんとJ先輩とK先輩とL先輩とMちゃんを誘い、15人で行きました。
35°41'46.5"N 139°41'11.8"E
35°41'46.5"N 139°41'11.8"E
気付くと私は橋の袂にいた。
まあ、引き返したからと言って元に戻れないだろうとは予測済。さっきのはただビビった自然な反応。
しかし、思わぬ変化があった。
「そういえば、マナちゃんはどこの人なんだっけ?」
横のクズはそのままだが、前方には先頭の女と一年と二年の三人のみ。
私を入れて五人。
正常だ。
それからもう一つ。
クソ怪談の②が更新された。
また、①の方も五人に訂正されている。
これらを合わせて考えると、わかるのは以下の二つだ。
1.このループにはどこか元の世界と違うところがある
2.この一連の現象とクソ怪談は連動している
そしてこれは不確定な仮定。
→私が異常をカクヨムで指摘・橋を引き返すことで、異常が治り、怪談が更新される。
ただできごとを並べただけで、これで正しいかとか、本当にループを抜けられるのとかは全くわからない。
が、現状この事態を変化させる手掛かりはこれしかない。
今回もクソ怪談の中に異常があるのだろうか。
私はよくスマホと現実に目を凝らす。
「あ、マナちゃん、大丈夫? ちゃんと付いてきてるぅ?」
見つけた。
「大丈夫じゃないんで帰りまーす!」
私はクソ怪談にコメントを付けるや否や橋を駆け戻る。
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