【第36話】春メニュー


 日記を書く手が止まっちゃってた………………うん。色々飲み込んだ。がんばるぞー! 


 書き続けたい。その時、自分が何を考えていたか振り返れるから改善点を見つけたり軸が安定するはずだから。あと面白い発見もあるよ。たまに振り返って声に出して「え!?」って言っちゃいます。


 さて、2週間分。魔法の書店でのアルバイトは順調だけど3月の様子について書こう。


【3月の書店イベント】

 春が来たー! ということで桜や花の折り紙で飾り付けを作って本棚へ配置。店内が全体的に華やかなピンク色になります。


 春休みもあるのでお子さまフェアを開催。本に書いてる折り方を見ながら、幼児〜小学3生までの子ども達で【折り紙で動物や風船を作るイベント】をしました。


 解説本と、動物の本も興味を持ってもらい購入してもらえたので良かったです!


限定メニューのメモ↓

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●3〜4月の書店 限定メニュー

店長特製。桜紅茶と桜のカフェラテを期間限定発売。


最近は店長がセレーネさんの好きそうな紅茶など仕入れていて、リスペクトを隠さなくなりました。以前はお店の存続があったから、気持ちの余裕がなかったみたいです。


『一新するには古きを壊すしかない』と必死だったそうです。帰り際、お茶して帰るようになって店長と話していたらポロッと溢れ話でした。セレーネさんのこと嫌いじゃなくて良かった。


そしてひよりと店長と一緒に相談して、またセレーネさんの本をモチーフにした限定メニューを出しました。


セレーネさんの本モチーフのメニューを、これからもひより監修で限定メニューを出していきます!


小説【本物って何。霧の向こう側?】より

⚫︎ローズティー&フィナンシェ1個セット


主人公ローズイメージの、薔薇の花弁が入った紅茶です。お皿には折り紙で作った船を添えて。お菓子フィナンシェの意味には、お金持ちの意味があって商売をする人には「金塊の形をしたお菓子」として縁起が良いそうですよ〜


ローズが航海の先に「お宝」を見つけられるよう願っています!

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【魔法の書庫が開いた話】

 あ、そうそう。久々に書庫の扉が開いたのですが3月イベントで親子で来ていた少年と父親でした。


 書庫には鍵がかかってるから開かないはずだけど、書庫に呼ばれた人が近くに来ると鍵が開く。イベントの中ドアノブに手をかけている男の子と、開いて戸惑い謝るお父さん。


「良いんですよ、鍵が自然に開いたので。──今はイベントで他の子もいるので、後で中へどうぞ」


 と伝えて、残念そうに扉を見ている男の子にも後なら良いよと伝えました。


 イベントは2時間くらいだから、終わって声をかけるといつも通り2人を案内した。その後は、出てきた2人の本を販売してお見送り。


 男の子の性格は、大人しいけど好奇心旺盛だそう。友達作りで上手くいってなくて学校に行きたがらないのだとか。家でいるより、外のイベントに参加してみたらどうかと此処に来たらしい。


 最初は男の子が魔法の書庫の対象だと思っていたけど……どうやらお父さんの方も対象だったみたい。ひよりは何があったか詳しくは知らない。


 けど、2人ともどこか晴れやかな顔で本を抱えて談笑しながら帰って行ったので、ひよりも嬉しい。魔法の書庫は今日も静かに佇んで、人々を見守っているみたい。


 イベント忙しかったけど、明日も頑張ろうと思う!


【今日のつぶやき】

 皆さま、学校やお仕事お疲れさまです! 最近、誘惑に負けて買っちゃうものってありますか? ひよりはキッコーマン豆乳のバナナ味です。


 美味しくてつい帰り道に買っちゃうんですよね〜駅まで歩きながら飲み終えて、丁度良いサイズなんです。


 イソフラボンも摂取できるので、お肌の弾力や髪の艶を保つ働きがあるそうなので!美味しい+イソフラボンで一石二鳥です。

 それでは皆さま、元気でまた明日〜!


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