私⑥―1

 この間、会社の上司に「天魔龍斬拳」というビンタを喰らった時に思った事がある。


 昔人気だった、或いは名作と呼ばれたアニメがリメイクされる事がしばしばあるが、それならば真っ先にやるべき作品があるのではないか? ……と私は思う。


 ――その作品とは「桃太郎」。


 そう、日本人ならば腐る前のゾンビだろうと老害一期生だろうと誰でも知っている名作中の名作。だが、私は日本昔話の桃太郎をリメイクしろと言っている訳ではない。桃太郎という物語その物をリメイクするべきだと言っている訳で、いうなれば令和版桃太郎。そして時代に合ったグローバルな桃太郎に生まれ変わらせるべきだと言いたいのだ。


 なのでタイトルからして令和っぽく「桃太郎」から「ピンクの侍」とし。そしてグローバルっぽさを出すためにサブタイトルも付け――


ピンクの侍 last samurai master〜季節の野菜を添えて〜」


 みたいな感じが良いだろう。まあサブタイトルに更にサブタイトルがくっ付いている感は否めないが、昨今のタイトルが説明文でしかないクソラノベに比べれば短いし問題ないだろう。


 そして令和っぽさと物語に厚みを出すために敵である鬼――好敵手ライバルとなる鬼側の主役も登場させた方が良いだろう。名前はそう――鬼側の主役なので鬼太郎だ。無論読みは太郎ではなくおに太郎だ。

 キャラ作りとしては、太郎といえば目玉から体と手足が生えている「目玉のおやじ」が肩に乗っているのが特徴だが、おに太郎はそうだな……鼻から体と手足が生えている「目玉じゃないおやじ」が肩に乗っているのはどうだろうか?

 そして太郎のもう一つの特徴と言えばあの片眼を隠した独特のヘアスタイルだ。

 なのでおに太郎は隠すのではなく、逆に露出していく方向で、片眼ではなく常に片尻だけを露出しているという独特なファッションスタイルを特徴としていこう。


 この鬼太郎と桃太郎が鬼ヶ島で最後は決戦をする物語……悪くはないのではないか?


 そして更に物語に厚みを出すため、桃太郎と鬼太郎が戦う理由となるヒロインも創るべきだろう。

 ――そう。昔話に出てくるヒロインといえば勿論お姫様だ。なので桃太郎に出てくるお姫様――桃のお姫様……ピーチ姫という名で良いだろう。

 このピーチ姫はカートに乗ったりテニスをしたり、4人対戦が出来るパーティーをしたりとアクティビティな設定盛り盛り、オリジナリティの塊のようなピーチ姫で、他に類を見ないピーチ姫、唯一無二のピーチ姫と自負しているが、よくよく探せばセガやソニーのゲームに登場しているかもしれないので今度ちゃんと調べておくとしよう。

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