第20話
俺は昼は宮さんに冤罪を掛けられて地獄のような時間だったけど、今の方がきつい。
「・・・」
編み直して貰ったマフラーがボロボロになっている。
「あ、優ごめんね」
そして、花がそれを踏みつける。
「花、辞めて。それは大切な」
「下の名前で呼ばないでくれる。不愉快だよ。あとほんと、クラスメイトの言う通りだよ。こんなの買うくらいなら、」
「ゆ、ゆう!!」
先生が急いで入ってきた。
あと俺のことを呼んでいた??
「優、直ぐに電話に出て!!」
どうしたんだろう・・・それよりマフラー・・・
「分かりました!!」
マフラーは一旦を諦めて走った。走った。
凄く、凄く嫌な予感がした。と言うかそれしか考えられない。
先生がここまで焦って呼んで来る。
俺に緊急なんて、そんな、そんな、そんな
「ゆきぃ、雪ィーー!!!」
ーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます